グレンが粘るもジュリーの判定勝ち

日本時間12月31日（日）、アメリカ・ネバダ州ラスベガスのT-Mobileアリーナを舞台にUFC 219が開催され、マイルズ・ジュリーとリック・グレンによるフェザー級マッチが行われた。

トップ15ファイターとしてオクタゴンに上がったジュリーは早い段階から主導権を握ろうとプレッシャーをかけ、グレンをケージ際に追い込むもいったんブレイク。グレンのテイクダウン狙いを返したジュリーがマウントポジションを取る。スタンディングに戻ると、ジュリーが飛び膝蹴りをヒットさせたものの、グレンも引かずに前に出た。

第2ラウンドはどちらも少しペースアップしたようで積極的に仕掛けるシーンが目立つ。グレンが前に出たところをジュリーが返そうとしたものの、ケージ際の攻防は接戦となり、何度もポジションを入れ替えた。最終的にテイクダウンを取ったジュリーは背中を取ってチョークを仕掛けるも、グレンがうまく逃げる。最後までジュリーが優位な体勢をキープしたが、フィニッシュには至らなかった。

最終ラウンドも積極的に前に出るグレンはジュリーの打撃を暗いながらも距離を詰める。終盤には再びジュリーがテイクダウンに持ち込み、マウントポジションから拳を振り落としていったが、決め手に欠いたまま試合終了を告げるホーンが鳴った。

判定の結果、3名のジャッジはいずれもジュリーの勝利を支持している。

フェザー級マッチ　5分3ラウンド
○マイルズ・ジュリー vs. リック・グレン●
判定3-0（30-27、30-27、30-27）

マイルズ・ジュリー

「今日は最高の時間を過ごせた。最高の気分だし、すべてがうまくまとまった感じだ。リックがタフなのは分かっていたけど、試合終盤にそこまで疲れていなかったのには驚いた。俺の目標はうまくなり続けること。もちろん、みんなと同じことも言いたいけどね。ビッグファイトがしたい。金も儲けたい。ベルトもほしい。ただ、それはハードワークがあってこそだから、自分のスキルと戦い方をもっと改善することに集中している。試合のこと以外、2018年がどうなるかは分からない。俺が気にしているのは試合のことだけだ」