開始早々、ヌルマゴメドフの左膝を狙ってキックを打ち込んでいくバルボーザに対し、ヌルマゴメドフはステップを踏みながらリズムを作り、タックルを仕掛けていく。簡単には倒れないバルボーザだが、2度目のタックルは回避しきれずに倒されてしまい、鋭いエルボーを食らって防御が精いっぱい。抵抗するバルボーザの体を押さえつけてマウントポジションをキープしたヌルマゴメドフは再び強烈なエルボーを見舞った後、パウンドも浴びせて追い込んだ。何とか逃れようと拒むバルボーザを抑えて離さないヌルマゴメドフは一瞬チョークを仕掛けにいったものの、すぐに切り替えて拳を振り落とす。ただ、フィニッシュには至らず、バルボーザが耐えしのいだ。
#UFC219
— UFC Japan (@ufc_jp) December 31, 2017
ハビブ・ヌルマゴメドフ🆚エドソン・バルボーザ💥@DAZN_JPN で放送中📺#解説は宇野 pic.twitter.com/jzauGPAl4F
インターバルを終えてもダメージを払しょくできなかったバルボーザは第2ラウンド序盤からヌルマゴメドフに打ち込まれ、ケージ際に追い込まれて顔面への打撃を食らう。組み付きを解いたバルボーザはタフネスさを発揮して果敢にヌルマゴメドフを攻め立てるが、背後からシングルレッグで倒されてしまい、パウンドを浴び続けるも、この5分間も耐え抜いた。
第3ラウンドに入っても流れは変わらず、しぶとく粘るバルボーザにヌルマゴメドフがタックルに打って出る。ただ、スタンディングになるとバルボーザが強烈なキックを繰り出してヌルマゴメドフにヒットさせ、体力が減る中で驚異的なパフォーマンスを披露した。さらに、バルボーザがヌルマゴメドフに膝を食らわせるシーンも見せたが、判定の結果はユナニマスでヌルマゴメドフに軍配が上がっている。
ライト級マッチ 5分3ラウンド
○ハビブ・ヌルマゴメドフ vs. エドソン・バルボーザ●
判定3-0(30-25、30-24、30-25)
ハビブ・ヌルマゴメドフ
「今までで一番、圧倒的なパフォーマンスだった。父とチームに感謝しないとね。今回の試合のために必死にがんばってきた。現時点のUFCで自分が一番圧倒的なファイターだと思っている。25勝0敗だ。それがリアルなベルトだろう。コナーかトニーか、それだけだ。どっちが相手でも構わない。UFCが許してくれるなら、一晩で2人同時に戦ってみたい。4月にタイトルマッチがしたい」