日本時間2月4日(日)、ブラジル・ベレンのマンゲイリーニョ・アリーナにてUFCファイトナイト・ベレンが開催され、アラン・パトリックとダミア・ハゾビックによるライト級マッチが行われた。
序盤から動きの激しい展開となり、パトリックが飛び蹴りを仕掛ければ、ハゾビックもテイクダウンを狙って組み付いていく。相手の体を持ち上げて倒したパトリックは背後を取って優位な体勢に持ち込んだ。ポジションを入れ替えながらしばらく動きが止まっていたものの、いったんブレイクすると、すぐにパトリックがシングルレッグからハゾビックを倒してマウントポジションを取る。ハゾビックもアームバーを仕掛けて反撃に出たが、パトリックが優位な状況は変わらない。ラウンド終盤には再び背後にまわって打ち込んでいったが、ホーンが鳴ってインターバルへ。
第2ラウンドもパトリックが積極的に前に出る流れとなり、ハビゾックは相手の攻撃を退けてしのいだが、完全に主導権を握ったパトリックが背後からリアネイキドチョークを狙った。ハビゾックがうまく逃げたものの、パウンドでダメージを与えたパトリックが相手を引き込んで再びチョークを仕掛ける。それでも、ハビゾックはすべての攻撃に巧みな防御で応じてフィニッシュさせない。
勝負の最終ラウンドはハビゾックが力強いボディキックを打ち込み、パトリックに倒されてしまったものの、下になった状態からも三角絞めやアームバーなど反撃の糸口を探っては攻撃を仕掛けていく。押しては押し返しの攻防戦は試合終了を告げるホーンが鳴るまで継続され、結果は3名のジャッジに委ねられた。
判定の末、満場一致でパトリックに軍配が上がっている。
ライト級マッチ 5分3ラウンド
○アラン・パトリック vs. ダミア・ハゾビック●
判定3-0(30-25、30-27、30-27)
ハゾビックは攻めきれず、パトリックが判定勝ち
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