ジンリャンとの死闘を制したマシューズ

UFC PPV コメント 試合結果
UFC 221:ジェイク・マシューズ vs. リー・ジンリャン【オーストラリア・パース/2018年2月11日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFC 221:ジェイク・マシューズ vs. リー・ジンリャン【オーストラリア・パース/2018年2月11日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
日本時間2月11日(日)、オーストラリア・パースにあるパース・アリーナにてUFC 221が開催され、ジェイク・マシューズとリー・ジンリャンによるウェルター級マッチが行われた。

オーストラリア出身のマシューズは右の一発からコンビ技で有効打を奪うと、さらに強打でリーの膝を崩した。ジンリャンもジャブをヒットさせたが、マシューズが右から左の連打を放ったところ、2打目がジンリャンのアゴにクリーンヒットしてダウン。マシューズの追い打ちに何とか耐えたジンリャンだが、背後を取られて危険な状態は変わらない。マシューズのリアネイキドチョークはフィニッシュにいたらず、ジンリャンが生きながらえた。

第2ラウンド開始早々、アッパーカットを当てたマシューズがチョークで決めにかかるも、粘るジンリャンが抜け出して反撃開始。グラウンドゲーム中、ジンリャンの指が目に入ったマシューズは血まみれ状態で視界が悪く、ふらつく場面もあったが、スタンディングに戻ってからは再び力強い打撃を放つようになり、持ち直したジンリャンも鋭いジャブを当てていく。激しい打撃の応酬はラウンドが終わるまで続いている。

勝負の最終ラウンドはマシューズがテイクダウンを取り、ジンリャンをケージに押し込んでプレッシャーをかけた。ラウンド中盤に差し掛かったタイミングでマシューズがまたもジンリャンのアゴにクリーンヒットさせたが、ダウンを喫しながらも驚異の粘りを見せるジンリャンが持ち直してマウントポジションを取りにいく。最後はスタンディングに戻ってマシューズが飛び膝蹴りを食らわせ、テイクダウンも成功させるも、ジンリャンもしっかりパウンドで応戦して試合終了を迎えた。

判定にもつれた試合は3名のジャッジともマシューズの勝利を支持し、地元オーストラリアのファンに勝利をプレゼントしている。

ウェルター級マッチ
○ジェイク・マシューズ vs. リー・ジンリャン●
判定3-0(29-28、30-26、30-26)

ジェイク・マシューズ


「今回の試合はたまには楽しみもあっていいじゃん、という試合だったかな。これまで挑んだ試合はどれも、ただ試合をしたり自分のやっていることを見せたり、自分にできることを示すだけじゃなく、負けないつもりで臨んでいる。自信はいつだってある。とにかく結果を出してみんなに俺ができるんだってことを見せないといけなかった。トレーニングではいつも問題ない。今日は100%じゃなかったけど、自分にできる70%はできたと思うし、次はもっと見せられればと願っている。続けて試合をしてきたから、ちょっと休んで人生を少しだけ謳歌したら、また戻って年末に向けて始動する。パースは大好きだ。第二の故郷さ。オーストラリアの中でメルボルンの次に好きな街だよ。人はいいし、友達もたくさんいる。オーストラリアのファンの前で試合をするのもうれしいね。こんな観客は他にいないよ」
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