昨年9月にオクタゴン復帰を果たし、今回がウェルター級での復帰戦となる岡見は序盤にダブルレッグからテイクダウンを成功させる。リマの背後にまわった岡見はリアネイキドチョークを仕掛けにいくも、肩固めに移行した後、体を入れ替えてマウントポジションを取った。パウンドを浴びせながら終始、コントロールし続けた岡見だったが、フィニッシュには至らず。
次のラウンドも岡見は積極的にテイクダウンを仕掛け、最初こそリマに退けられたものの、直後のアテンプトでリマをケージに押し込むと、左足を取ってバランスを崩しにかかる。そのままボディロックをかけて関節技を狙った岡見はリマの背中をマットにつけた。何とか逃げ出したリマだったが、岡見は体を離さず、相手を持ち上げてもう一度、テイクダウンを奪っている。
ペースを上げたいリマに対し、岡見は自らの戦い方を貫き、最後のラウンドでもキレイにテイクダウンを決めてリマの背後を取る。その後も優位な体勢をキープした岡見は残り10秒でパウンドの嵐を浴びせて試合終了のホーンを聞いた。
フルラウンドの末、ユナニマス判定で岡見に軍配が上がっている。
ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
●ディエゴ・リマ vs. 岡見勇信○
判定3-0(26-30、26-30、26-30)
岡見勇信
「UFC以外の場所で過ごした時間でさらに成長し、新しいことを学んできました。それをどの試合でも見せたいと思っています。今日は圧倒できましたし、気持ちをぶつけられました。もう若くはないのでオクタゴンで過ごせる時間はそんなに多くありません。目標はランカーと戦ってタイトル争いにからんでいくことです。ドナルド・セラーニとやれたら、すごくいいマッチアップじゃないですかね。それか、ダレン・ティルとか。ランキング入りしている相手であれば、UFCが次に用意してくれる相手と戦うつもりです」
(映像が見られなかった方へ)
— UFC Japan (@ufc_jp) April 14, 2018
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