日本時間4月22日(日)、ニュージャージー州アトランティックシティのアトランティックシティ・ボードウオーク・ホールでUFCファイトナイト・アトランティックシティが開催され、ライトヘビー級のコーリー・アンダーソンとパトリック・カミンズが対戦した。
試合の主導権を握ったのはアンダーソン。序盤の打撃戦で繰り出したコンビネーションがカミンズにヒットすると、一気にカミンズの目元が腫れあがり、足元もふらつく。カミンズにダメージがあるのは明らかでアンダーソンは試合を決めにかかるが、ここからカミンズが粘りを見せる。
アンダーソンのタックルやケージへの押しつけから何度もテイクダウンを奪われるが、カミンズは落ち着いて対処し、グラウンド勝負になってからはアンダーソンに思うように攻撃させないよう抵抗した。ただ、打撃の手数ではアンダーソンが圧倒しており、カミンズも防戦一方でなかなか反撃できずに試合はこう着する。
インターバルを経て最終ラウンドに入ると両者に疲労の色が濃くなり、アンダーソンがタックルでテイクダウンを奪ってカミンズの背後を取るものの、大ダメージを与えるような一撃を出せる余力はなかった。カミンズも防御姿勢のまま、時折パンチを出す程度で、結局、試合は判定となり、結果、アンダーソンがユナニマス判定で勝利を手に入れた。
ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド
○コーリー・アンダーソン vs. パトリック・カミンズ●
判定3-0(30-26、30-26、30-27)
コーリー・アンダーソン
「ゲームプランに従って100%いけた。ジャブがペースを決定づけるだろうと分かっていたんだ。自分のトレーニングパートナーほど速くなかったから、相手の動きが見えていた。完璧なゲームプランだった。これぞまさに俺たちが求めていた試合だ。ここまで2連敗していたから、誰かを指名するなんてできない。負けた分はやり返したいけど、ミシャ・サークノフが観客席にいるのが見えた。彼の目は試合をしっかりとらえていたようだし、いい試合になりそうだという目をしていたから、もし彼が望むなら俺は受ける。やろうぜ」
カミンズが粘りを見せるもアンダーソンが判定勝ち
UFCファイトナイト コメント 試合結果