開始早々にペティスの放った左の強打を頬に受けたベナビデスが片膝をつく。一気に試合が決まるかとも思われたが、ベナビデスは体勢を立て直して窮地を脱した。そこからは両者一歩も引かない打撃の応酬が繰り広げられている。
1ラウンド目はペティスが優位に試合を進めていたものの、続く第2、第3ラウンドではベナビデスが手数で優位に立った。打撃を打ち合い、相手にヒットはするものの大きなダメージは与えられない。ベナビデスは時折、ペティスをケージに押しつけてテイクダウンを狙うが、ペティスも倒されまいと巧みに動いてそれを防ぐ。
フルラウンドにもつれ込んだ対戦はジャッジの判定が割れ、スプリット判定で辛くもペティスの勝利となった。
フライ級マッチ 5分3ラウンド
●ジョセフ・ベナビデス vs. セルジオ・ペティス○
判定2-1(29-28、28-29、27-30)
セルジオ・ペティス
「スプリット判定と聞いた時、当然、緊張した。勝てるだけの十分なことはやったと思っていたけど、ジャッジがどんなスコアをつけるか、それは絶対に分からないから。彼には2回、テイクダウンされたし、打ち込まれもしたけど、俺の方が当てていけていたと思う。デメトリアス・ジョンソン対ヘンリー・セフード戦の勝者と戦う次なる使者は俺だ。ジョセ(フ)・ベナビデスはDJとドミニク・クルーズにしか負けたことがなかった人だ。6年間、負けなしだった。今は俺が次に来るはず。セフードと戦ってからかなり成長したし、俺こそが次のフライ級王者だと思っている」
#UFC225 👊💥
— UFC Japan (@ufc_jp) June 9, 2018
ジョセフ・ベナビデス🆚セルジオ・ペティス戦より📺 pic.twitter.com/VIJ4g6oxAm