UFCファイトナイト・アイダホ:ノースカットが快心のKO勝利

UFCファイトナイト コメント 試合結果
UFCファイトナイト・アイダホ:セージ・ノースカット vs. ザック・オットー【アメリカ・アイダホ州ボイシ/2018年7月14日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFCファイトナイト・アイダホ:セージ・ノースカット vs. ザック・オットー【アメリカ・アイダホ州ボイシ/2018年7月14日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
日本時間7月15日(日)、アメリカ・アイダホ州ボイシのセンチュリーリンク・アリーナにてUFCファイトナイト・アイダホが開催され、セミメインイベントでウェルター級のセージ・ノースカットとザック・オットーが対戦した。

開始直後に強烈な右の一撃を食らわせてノースカットを押し倒したオットーはマウントポジションからパウンドを浴びせていくも、ノースカットが防御しながら足を生かして攻撃に転じる。互いに首を取ろうと仕掛けあった後、ノースカットがアームバーを狙ったものの、オットーが逃げ切った。体勢は不利な状態ながら勢いのあるノースカットは最終的にスタンディングに戻してオットーを追い込み、ギロチンを決めにいったが、フィニッシュには至っていない。

インターバルを経てまたもオットーがテイクダウンを取るも、プレッシャーをはねのけたノースカットが立ち上がりながらエルボーやボディショットを食らわせて有効打を重ねている。しばらく組み付いた状態だったが、左のジャブでオットーの顔面をとらえたノースカットが連打で襲いかかりながらテイクダウンを取り、パウンドを浴びせたところでオットーが気を失ったため、レフェリーが試合終了を告げた。

【メインカード】
ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
○セージ・ノースカット vs. ザック・オットー●
2ラウンド(3分13秒)KO

セージ・ノースカット


「今日は最高の気分で試合に臨めた。ウェルター級で戦う時はエネルギーも力強さもはるかにある。ライト級だと減量に忙しくて疲れ切ってしまっているから。ザック・オットーがタフな人だというのは分かっていた。前回の試合ではマイク・パイルをノックアウトしているしね。今日のオクタゴンでは確かに僕よりも大きかった。でも、エネルギーも力強さもかなりあったから、彼を疲れさせることができたんだ。向こうは僕をテイクダウンするためにかなりのエネルギーを使わないといけなかったけど、今日はカーディオが生きたね。自分のパフォーマンスを誇りに思うし、ボイシの素晴らしいファンの前でフィニッシュできたことがうれしい。ウェルター級では自分が最強の一人だと感じているし、誰よりも速さがあると思っているから、チームとUFCと話して、次にどうすべきかを考えてみるよ。オクタゴンで言ったパワフルになるという言葉の意味はいくつかあるんだ。ひとつはこの世界にはネガティブなことが多すぎると思うから、格闘技が教えてくれる素晴らしいことのひとつに礼儀正しさがあると思うんだ。僕らはお互いに思いやりのある言葉を伝えるべき。2つ目はパワーという言葉を発すると現実になると思っている。コナー・マクレガーがそうだったでしょ。彼は対戦相手をノックアウトすると言って実際にそうした。今日の僕もそう。自分の言葉が効果を発揮するから、それをしっかり生かすことだ」



フェザー級マッチ 5分3ラウンド
●デニス・バミューデス vs. リック・グレン○
判定2-1(29-28、27-30、28-29)

リック・グレン


「早いうちから相手は俺とスタンディングでやりたくなかったみたいだ。最初のラウンドでフィニッシュまであともうちょっとだと思ったんだけど、そこからテイクダウンが始まった。俺の攻撃をひとつも受けたくなかったらしい。でも、俺はずっと攻撃を続けながらベストを尽くした。今回は俺のエルボーがかなりいけていたと思うし、自分をここまで仕上げてくれたチーム・アルファ・メールに感謝しないと。テイクダウンされないようにとは思っていたけど、前回の試合からパフォーマンスがかなり改善されている。誰が相手でも構わないけど、ミルウォーキーの試合に出たい。俺は中部出身だからね。超満員にしてみたい!」



ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
●ランディ・ブラウン vs. ニコ・プライス○
2ラウンド(1分09秒)KO

ニコ・プライス


「試合前に、裏で足をロックする練習をしていたんだ。相手に仕掛けて、頭が完全にオープンになっていたから拳を打っていった。3回殴ったところで、ハーブ(ディーン/レフェリー)がストップだと叫んで試合を止めてくれた。相手の目が変わっていて、もうあれ以上は殴りたくなかったんだ。俺たちはみんな、誰が一番かを決めるためもそうだけど、一緒に成長するためにここにいる。だから、彼が落ちたと思った時に、試合を止めてくれとレフェリーを呼んだんだ。俺は右の拳で知られているけど、今は両方を心配しないといけなくなったね。俺が狙うのはフィニッシュだ。勝とうが負けようがジャッジに決めさせたくない。自分の力で決めたい。この後はランカーがいいね。誰でもいい。ランキング入りしている相手とやらせてくれ。直前でもビッグファイトの代役が必要な時はぜひ俺を呼んでほしい。夢をかなえるためにいる。史上最高のフィニッシャーとして名を残したい。絶対に自分の名前を決められるようにする」



フェザー級マッチ 5分3ラウンド
●マイルズ・ジュリー vs. チャド・メンデス○
1ラウンド(2分52秒)TKO

チャド・メンデス


「この瞬間はいつもすごいと思う。しばらく休んでいた後だからどうなるか分からなかったし、試合に臨んでこんな風にフィニッシュできるなんて、今は至福のときだよ。ゲームプランの大部分はレスリングで行くことだったけど、試合になってみると、とにかく感触があったんだ。今回のキャンプではトレーニングパートナーをかなりハードに打ち込んでいたから、その実感が少しあって、距離も取れたし、抜いていけた。正直、今は何のプランもない。今回の試合に集中したかったからね。今は戻ってチームやUFCと話して、それからどうするのがいいか考える。戻ってこられて本当にうれしい!」



女子バンタム級マッチ 5分3ラウンド
○キャット・ジンガノ vs. マリオン・レノー●
判定3-0(30-27、30-26、30-27)

キャット・ジンガノ


「最高の気分よ。絶好調に戻れて本当にうれしい。またすべてをしっかりまとめて、自分がやれるってことも分かったから。ゲームプランじゃない、ダンスの一部よ。考えたり考えなかったり、とにかく自分が正しいと思うことに従っただけ。すべては成長。その日その日を精いっぱい、ね」

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