UFCファイトナイト・アイダホ：イワノフを圧倒したドス・サントスが判定勝ち

日本時間7月15日（日）、アメリカ・アイダホ州ボイシのセンチュリーリンク・アリーナにてUFCファイトナイト・アイダホが開催され、メインイベントで元ヘビー級王者であり、現ランキング8位につけるジュニオール・ドス・サントスとUFCデビュー戦にしてトリを飾るブラゴイ・イワノフが対戦した。

開始の合図を聞いてすぐにプレッシャーをかけていったドス・サントスは鋭いジャブやヘッドキックを放ちながら徐々にイワノフをケージに追い込んでいくが、イワノフの強打を警戒してか、少し距離を取るシーンが目立つ。第2ラウンドに入って若干のペースアップを図ったドス・サントスはステップを踏んでリズムを作り、イワノフを寄せ付けずに自らの攻撃を組み立てていった。残り15秒を切ってジャブを数発当てたドス・サントスだが、イワノフが踏ん張って難を逃れる。

次のラウンドは積極的に前に出たイワノフがドス・サントスを崩しにかかるも、目の付近にダメージを受けて思うように打撃を放てず、指が開き気味だったドス・サントスには注意喚起がなされた。第4ラウンドも大きな流れが生まれることなく、迎えた最終ラウンドはイワノフが目の問題を抱えて一時中断するも、最後まで戦い抜き、勝負の行方はジャッジに委ねられた。

結果はドス・サントスの圧勝となり、ユナニマス判定で白星を勝ち取っている。

【メインイベント】
ヘビー級マッチ　5分5ラウンド
○ジュニオール・ドス・サントス vs. ブラゴイ・イワノフ●
判定3-0（50-45、50-45、50-45）

ジュニオール・ドス・サントス

「ボイシのみんな、愛しているぜ！　この街は最高だ。試合中ずっと、1年前のことを考えていた。閉じ込められて、その1年後にこうしてまた勝者になれた。イワノフはキャリアで一度しか負けたことのないタフな相手だったし、世界最高峰のUFCで戦うにふさわしい人だと思っている。戻ってこられて本当にうれしい。サウスポーだとカウンターがうまいから、基本的にジャブは打たない。でも、今日はスペースを見いだせたから、あとは自然の成り行きさ。息子へ、この勝利を持ち帰るためにやれることはすべてやったぞ。次に何が来るかは分からないけど、（スティペ）ミオシッチとの再戦なら喜んで受けて立つ」