UFCファイトナイト・モスクワ：オレイニクの絞め技にハントがタップアウト！

日本時間9月16日（日）、ロシアに初上陸したUFCはモスクワにあるオリンピスキ・アリーナ・センターでUFCファイトナイト・モスクワを開催し、メインイベントでヘビー級ランキング8位のマーク・ハントと同11位につけるアレクセイ・オレイニクが対戦した。

開始直後はお互いに様子を見ていたが、ハントがローキックを放ったのをきっかけに、オレイニクも打撃を当てにいき、2人の距離が縮まるにしたがって会場に詰めかけたファンのボルテージも一気に上がる。ハントはオレイニクの足を狙って攻撃を組み立てつつも、強烈な右ストレートでオレイニクを一瞬ふらつかせた。しかしながら、オレイニクは何とか耐えて試合を続けただけでなく、ハントに反撃の左フックを見舞い、お返しとばかりに膝をつかせている。

勢いに乗ったオレイニクはハントの背後にまわり、テイクダウンを決めた上にハントの首を取りに行く。試合前に「ハントは首がないから」と言っていたのと裏腹に、オレイニクは下の状態からリアネイキドチョークを仕掛け、ハントも必死の抵抗を見せたが、最後はタップアウトしてオレイニクの一本勝ちが決まった。

【メインイベント】
ヘビー級マッチ　5分5ラウンド
●マーク・ハント vs. アレクセイ・オレイニク○
1ラウンド（4分26秒）サブミッション（リアネイキドチョーク）

アレクセイ・オレイニク

「試合の準備として2通りの一本勝ちを計画して練習していたんだけど、エゼキエルチョークは入っていない。（レッグキックは）確かに感じたし、たぶん、あと3発か4発食らっていたら試合結果に影響した可能性はある。（タイトル挑戦の）チャンスをくれ。あとは見てみれば分かるさ。次が誰だろうと構わないから、俺よりランキングが上位のヤツがいい」