日本時間3月10日(日)、アメリカ・カンザス州ウィチタのイントラスト・バンク・アリーナを舞台にUFCファイトナイト・ウィチタが開催され、プレリムではバンタム級のマット・シュネルやウェルター級のアレックス・モロノがフィニッシュを果たし、一本勝ちを収めている。
【プレリム】
ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
○トニー・マーティン vs. セルジオ・モラエス●
判定3-0(30-27、30-27、30-27)
トニー・マーティン
「ビッグネームじゃないヤツらを打ち負かしてきた。俺にとってはそれが問題だった。名も知れないヤツらを相手に必死に戦ってきたんだ。そういう試合に負ければ大舞台から脱落してしまうから大変だった。そういう人たちを倒しても、次にランカーとできるかどうかも分からない。とにかく自分の仕事をやるだけだった。ウェルター級では4勝0敗、素晴らしい気分だ。ようやく自分のポテンシャルを発揮できるようになった。これは始まりに過ぎない。UFCがミネアポリスに行くなら俺をカードに加えない理由なんかないだろ。世界で一番タフなやつとやりたい。トップ10とかトップ15のファイターはポジションが入れ替わり続けている。俺の身体の動きはランキング入りすべきだってことを示していると思う。ランキングに入っているファイターと戦うべきだ。俺はミネアポリスで始めたから、ミネアポリスではとてつもなくスターだ。自分にとっては何もかもが完璧だと思う」
女子バンタム級マッチ 5分3ラウンド
●マリオン・レノー vs. ヤナ・クニツカヤ○
判定3-0(28-29、28-29、28-29)
ヤナ・クニツカヤ
(コメントなし)
フェザー級マッチ 5分3ラウンド
○グラント・ドーソン vs. ジュリアン・エローサ●
判定3-0(29-27、30-27、30-26)
グラント・ドーソン
「タフな試合になることは分かっていた。もう少し行きたかったけど、勝利はできたからね。それがすべてだ。ゲームプランは常に同じ。ペースを握り、できるだけ多く相手の顔にパンチを当てて、テイクダウンしてフィニッシュを狙うこと。今日はそれができなかったけど、次はやってみせる。15分間戦い続けられるし、相手がギブアップするまでいく。今日は相手があきらめなかったから、脱帽だよ。振り出しに戻って次にどうするか考える」
ヘビー級マッチ 5分3ラウンド
○モーリス・グリーン vs. ジェフ・ヒューズ●
判定2-1(29-28、29-28、28-29)
モーリス・グリーン
「相手を上回れて最高の気分だ。直前のオファーだったし、少し万全ではなかった。ゲームプランを練っていたからそれに沿っていったんだ。チャンスがあったときにフィニッシュできればよかったんだけどね。結局のところ、直前のオファーで試合に臨んで勝利した。それが大事ってことだ。ジャブがかなり効いていたみたいだから、もうちょっとやれたら良かったんだけど。反応するのが遅すぎた。フィニッシュはできなかったけど、勝った。ミネアポリスに出たい。せっかく地元にくるのに俺が出ないなんてないだろ。UFCではこれで2勝目だから、いずれはヘビー級のトップになってみせると約束する」
バンタム級マッチ 5分3ラウンド
●ルイス・スモルカ vs. マット・シュネル○
1ラウンド(3分18秒)トライアングルチョーク
マット・シュネル
「ルイスはタフなヤツだ。でも、俺のエンジンがかかれば誰も相手じゃない。俺は手強いぞ。今日は俺が主役だっただけさ。いろんなことがうまくいった。ルイスは優れたアスリートだし、UFCでも大勝利を収めてきている。きっと彼は大丈夫なはず。トップ15の誰かとやりたい。世界で一番のやつだと思われたいんだ。まだ若いけど、誰だって倒せる。ただ言っているだけじゃない。誰でも打ち負かせると思っている」
ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
○アレックス・モロノ vs. ザック・オットー●
1ラウンド(3分34秒)バーバルサブミッション
アレックス・モロノ
「毎回、ノックアウトを目指している。中国での前戦はダメージを受けないことがプランだった。今回の試合も同じ。その考えとペースを握られれば、きっとフィニッシュできると思っていた。トレーニングもうまくいったし、必死にやってきた6週間は体調も良かった。ようやくトレーニングの完璧な量を見つけた気がする。いいタイミングでピークに持っていけた。(先週末のUFC 235で)ディエゴ・サンチェスがミッキー・ガルを打ち負かしたのを見て本当にうれしかったんだ。彼が最後のOGって感じかな。オクタゴンで彼と一緒に戦えたら夢がかなう。彼のことは誰もが知っている。本当に最高の試合になるだろうね。勝っても負けても引き分けでも、彼と試合ができることは名誉だから俺は行く。その試合を受けられたらものすごく最高だろうね。そうじゃなければ、次の彼の試合を見るのが楽しみだ」
ライト級マッチ 5分3ラウンド
○アレックス・ホワイト vs. ダン・モレット●
判定3-0(29-28、29-28、29-28)
アレックス・ホワイト
「最初のラウンドは出だしが遅かっただけ。頭にかなりのエルボーを食らって、でもそれで目が覚めた。第2ラウンドはもっとプレッシャーをかけていくことが大事だった。第1ラウンドはためらっていたんだ。それが俺のダメなところのひとつでもある。だから、もっとプレッシャーをかけて、ケージに対してディフェンスしながら、タイミングよくひっくり返すことに集中する必要があった。次の試合については自分のマネジャーに任せるよ」