UFCファイトナイト・ウィチタ：ドス・サントスがルイスを撃破！

日本時間3月10日（日）、アメリカ・カンザス州ウィチタのイントラスト・バンク・アリーナを舞台にUFCファイトナイト・ウィチタが開催され、メインイベントでヘビー級ランキング3位につけるデリック・ルイスと同8位のジュニオール・ドス・サントスが対戦した。

ルイスがケリを多く放っていった序盤、ドス・サントスは相手の打撃にすべて応じる姿勢を見せたが、開始から2分ほど経過したタイミングで攻めすぎてしまい、ルイスの豪腕を浴びるはめに。しかし、2人がそれぞれ右の拳を生かして打ち合う展開に発展し、お互いに相手の強力な打撃を食らったものの、すぐに体勢を整えて試合を続けている。残り1分、ドス・サントスの回し蹴りをまともに食らったルイスが痛みをこらえる様子を見せたため、ドス・サントスがゆっくりと近づくも、直後にルイスがドス・サントスに襲いかかり、右の強烈な一撃を食らわせた。ただ、ルイスは痛みがひかなかったようで、第1ラウンドが終わるまで腹部をかばう仕草を見せていた。

ルイスの回復ぶりが注目された第2ラウンドだが、力強いケリを放つなどしてリズムを取り戻したようだった。しかしながら、忍耐強くタイミングを待っていたドス・サントスが右の拳をクリーンヒットさせ、思わずふらついたルイスに追撃。マットに倒れ込んだルイスが防戦一方となったところでレフェリーが試合を止め、ドス・サントスのTKO勝利が決まった。

【メインイベント】
ヘビー級マッチ　5分5ラウンド
●デリック・ルイス vs. ジュニオール・ドス・サントス○
2ラウンド（1分58秒）TKO

ジュニオール・ドス・サントス

「最高の気分だ。ずっとコンビネーションに取り組んできた。だから、いずれ良いショットをつないでいけると思っていた。彼は本当に重いパンチを持っているし、向こうもうまくつなげていた。彼のパワーを回避しないといけないことは分かっていた。次に誰と戦おうとも気にしていない。自分がアクティブでいられればいい。試合がしたい。もう一度、戦うためにここにいるし、もう一度、ベルトを巻くためにここにいる」