【注目株】UFC 236:ボストン・サーモン

UFC PPV
オクタゴン【チェコ・プラハ、2019年2月24日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
オクタゴン【チェコ・プラハ、2019年2月24日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
ラスベガスのXtreme Coutureに拠点を置くものの、マックス・ホロウェイと同様にハワイ出身のボストン・サーモンは、オアフ島のワイアナエに生まれた。永遠かとも思えるほどそのときを待ち望んだサーモンは、ついに今週末、正式にUFCのケージへと足を踏み入れる。

デイナ・ホワイトのチューズデーナイト・コンテンダーシリーズ(DWTNCS)の1年目に参加したサーモンは、スムースなボクシングとタフネスでリッキー・トゥルシオスから判定勝ちを奪っていた。その際にUFCと契約を結んだサーモンだったが、すぐに実現するはずだったデビュー戦はお流れに。それからしばらくたった今、ようやくオクタゴンに上ることになったのだ。

2017年にはアウグスト・メンデスと対戦する予定だったが、メンデスの負傷によってこの試合は中止になり、続くラオーニ・バルセロス戦ではサーモン側が膝の負傷によって辞退を余儀なくされた。それから1年後にあたる昨年11月に再びチャンスが訪れたものの、このときも直前になって試合が取りやめになっている。UFC 236でサーモンが対峙するのは、そこで対戦する予定だったカリッド・タハだ。

タハはショート・ノーティスで受けたナド・ナリマニとのバトルで敗戦を喫しながらも、パワフルな打撃で見事に戦ってみせた。一方、サーモンは足を使う戦術家であり、流れるようなストライキングと卓越したフットワークを武器としている。期待と共にDWTNCSに登場して勝利をつかんだサーモンが、長らく待たれたオクタゴンデビューで好結果を挙げることができれば、バンタム級で活躍していくための道が間違いなく切り開かれるはずだ。
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