デイナ・ホワイトのチューズデーナイト・コンテンダーシリーズに2度参戦して成功を収めたのに加え、2つのイベントの間ではLFA 38でも勝利しているべヴォン・ルイスは、UFCの契約を結んですぐに才能ひしめくミドル級のど真ん中に飛び込んだ。
UFC 232で長きにわたってミドル級で活躍するユライア・ホールに挑んだルイスだったが、このときはUFCで経験する最初のラウンドの開始から90秒が過ぎたころ、初めての敗北を喫することになる。ジ・アルティメット・ファイター(TUF)のファイナリストだったホールにノックアウトされ、ルイスの試合は幕を閉じた。
そんなルイスが今週末に2度目のオクタゴン登場で拳を合わせるのはUFCの7戦で2勝4敗1ノーコンテストを記録するイギリスのダレン・スチュワートだ。
ルイスについては好ましい点が多い。ルイスは並外れたリーチ、全体的なフィジカル、ファイティングスタイルから、しばしばチームメイトのジョン・ジョーンズと比較されてきた。ジョーンズのように急速に頭角を現すことを期待するのはばかげているかもしれないし、ホールとの一戦はルイスにいくつか埋めるべき穴があることを示している。しかし、素地はあるだけに、もう少しの慣れと経験によってルイスが大成する可能性は十分だろう。
スチュワートとの試合は現時点でのルイスの成長を測る上で完璧な試合だ。スチュワートはパワーと忍耐力を証明しながらも、UFCでのキャリア初期に同じような対戦で2度敗れている。
ルイスがUFC初勝利を手にすることができれば、それは正しい方向に向かっているということであり、2019年後半に向けて確かな一歩を積み上げることになるだろう。
【注目株】UFC 238:ベヴォン・ルイス
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