日本時間6月11日(日)、ニュージーランドのスパーク・アリーナを舞台に開催されたUFCファイトナイト・オークランドでダミアン・ブラウンとヴィンス・ピシェルによるライト級戦が行われた。
オーストラリアのブラウンは昨年、セザール・アルザメンディアとジョン・タックに2連勝して勢いに乗っている。対する米国のピシェルは2014年にギャレット・ホワイトレイとアンソニー・ンジョクアニから2連勝して以来の登場となり、3年ぶりの復帰戦に臨んだ。
試合がはじまると、両者ともにオーソドックスに構える。プレッシャーをかけるブラウンがワンツーを当てる場面が目立つが、時にピシェルも鋭いカウンターの右を当てていった。パンチの連打でブラウンが前に出たところ、ピシェルが下がりながらの右アッパーをクリーンヒットさせ、膝から崩れ落ちたブラウンにパウンドの追撃を浴びせた3分37秒、レフェリーが試合を止めた。
復帰戦を見事なKO勝利で飾った勝者ピシェルは「正直、ちょっとナーバスになっていたんだ。でもケージに入ったら解放された気がした。鎖を解かれた野生動物の気分。ケージの中だろうが、俺にとってはこれこそが自由だ。(最後のアッパーは)狙っていた。たまに向こうが苛立って必死に打ってくるのは分かっていたんだ。今後はケージの中でさらにバイオレンスを、ノックアウトを見せてやる!」と気を吐いた。
会心の右アッパーでブラウンを沈めたピシェル
UFCファイトナイト 試合レポート