キックボクシングファンならば、1月初旬にUFCと契約をかわした時点ですでに、スリナムからやってきたヘビー級ファイターのことをよく知っていたことだろう。
それから1カ月、ブラジル・フォルタレザで行われたバトルが第2ラウンドに入って54秒が過ぎたとき、美しいまでのコンビネーションでジュニオール・アルビニを仕留めたホーゼンストライクにUFCファンが目を留めることになった。
6フィート4(約193cm)の身長とパワーあふれる洗練されたストライキングを武器とするホーゼンストライクは好奇心をそそる存在であり、あと何戦かで印象的な戦いを見せればランキングトップを目指していくことも可能だろう。いくつかの側面ではまだ経験が不足しているものの、全体的な活力や流れるようなストライキングだけで注目に値する。今週末、ホーゼンストライクはUFC2勝目を目指してアレン・クラウダーと拳を合わせることになっている。
一方のクラウダーは今年始めにグレッグ・ハーディーと対戦し、相手の失格によって白星を挙げている。過去6戦で5勝しているクラウダーは経験を備え、勝負強いファイターだ。そんなクラウダーだからこそ、ホーゼンストライクを追い込み、アルビニと対峙したとき以上の力を引き出すかもしれない。
元キックボクサーであるホーゼンストライクがグリーンビルで無敗記録を維持できれば、次はさらなる強敵と戦う機会をつかんでも何ら不思議はないだろう。
【注目株】UFCファイトナイト・グリーンビル:ジャルジーニョ・ホーゼンストライク
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