“ザ・ゴールデン・ボーイ”の二つ名を頂き、ロンダ・ラウジーにその才能を見込まれているとあれば、注目を集めるのは保障されているようなものだ。第1ラウンドで決着した8勝に9連勝目を加えた今、これから懐疑論者たちの重箱の隅をつつくような視線にさらされ、どこが実力の天井なのかを見極められることになるだろう。
これまでのところ、21歳のエドメン・シャバージアンはデイナ・ホワイトのチューズデーナイト・コンテンダーシリーズを卒業し、オクタゴンで勝利を積み重ねて、落ち着きとともに自らの前に現れる全てを順調に片付けてきた。
UFCデビューを果たしたダレン・スチュワート戦はスプリット判定での白星となったが、UFC 235ではチャールズ・バードを38秒で倒してフィニッシュ街道に戻っている。
今週末、シャバージアンはジャック・マーシュマンとのバトルでさらなる一歩を踏み出そうとしている。シャバージアンより8歳年上のマーシュマンは、シャバージアンの3倍以上の戦績を誇っている。前戦では手に汗握る展開の好バトルでジョン・フィリップを下した。
今週末にシャバージアンがマーシュマンのように堅牢かつデンジャラスなベテランをしのぐことができれば、さらに、それが以前と同様に迅速なフィニッシュの結果であれば、ロースターの中でもトップの若手に数えられるようになっても何ら驚きではない。