プロになってまだ7戦しか経験していないジュリア・アビラだが、31歳の“レイジング・パンダ”はすでにかなり興味深いキャリアを持っている。
アビラは2012年1月にデビュー戦でUFCのベテランであるマリオン・レノーを倒すも、その後4年半にわたって試合には出場せず。復帰後2戦目で初代UFC女子フライ級王者のニコ・モンターニョを倒している。オクラホマを拠点とするアビラの昨年の戦績は2勝1敗という結果だった。Invicta FCのデビュー戦では手を負傷してマルシア・アレンにキャリア初の黒星を喫したが、その後アシュリー・ディーンとアレクサ・コナーズに続けてノックアウト/テクニカルノックアウト勝ちを決めた。
アビラの対戦相手は当初メリッサ・ガトと発表されていたが、ガトがけがで欠場することになったため、代役としてジ・アルティメット・ファイター(TUF)のファイナリストで元Invicta FCのタイトルコンテンダーであるパニー・キアンザドが選ばれた。
アルテ・スアベに所属するキアンザドはガトよりも経験値が豊富であり、UFCデビューするアビラにとってはさらなる強敵となるが、それは同時に大きなチャンスでもある。7年のキャリアを通して、キアンザドはこれまで名の知られたベテランや未来の有望株にしか敗北を喫していないからだ。
女子バンタム級トップファイターの1人が今年初めはUFC外で戦っていたことを考えると、アビラは常に競争の激しい同階級のランキングに殴り込みをかける存在になるかもしれない。UFC 239でキアンザド相手に強いパフォーマンスを見せることができれば、すぐに成功への道を全力で走り始めることができるだろう。
【注目株】UFC 239:ジュリア・アビラ
UFC PPV![オクタゴン【チェコ・プラハ、2019年2月24日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】](https://ufcjapan.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wp-content/uploads/2019/04/10021528/UFC_190409_1-1126903044-727x485.jpg)