【注目株】UFCファイトナイト・シンガポール:井上直樹&カールス・ジョン・デ・トーマス

UFCファイトナイト
井上直樹【シンガポール/2017年6月14日(Photo by Brandon Magnus/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
井上直樹【シンガポール/2017年6月14日(Photo by Brandon Magnus/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFCファイトナイト・シンガポールでUFCデビューを飾るプロ全勝の井上直樹は6月14日(水)に20歳になったばかり。日本時間17日(土)にオクタゴンに上がるときには、自らの手で誕生日プレゼントを勝ち取ろうと狙うことだろう。対するカールス・ジョン・デ・トーマスも無敗の新人であり、8月に控える21歳の誕生日を前にこちらも少し早いバースデープレゼントを見据えている。

いまだ経験の浅い両者ではあるものの、キャリアをパーフェクトな形でスタートさせたところも共通している。井上は10戦中7戦で一本勝ち、フィリピン出身のデ・トーマスはこれまでに挙げた8勝の半分でフィニッシュした。それぞれの地元で試合を重ねてきた2人はここ2戦で経験豊富な相手と対戦し、この大舞台で顔を合わせるに至っている。

UFCにはキャリアの序盤にありながらポテンシャルを示している有望な若き才能が流れ込みつつあり、井上とデ・トーマスはフライ級におけるそういった存在の代表格だ。

たとえすぐに結果が出なかったとしても早い段階でオクタゴンを経験することの意義は、フェザー級王者のマックス・ホロウェイが実証している。2人の新人がいつかフライ級の頂点に上りつめることができるかを占うにはまだ早すぎるが、ホロウェイと同じように若くしてUFCの道を歩み始めたことは、将来に大きな恩恵となって返ってくるに違いない。
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