負け知らずのミドル級有望株であるプナヘレ・ソリアーノは今シーズンのデイナ・ホワイトのコンテンダーシリーズで真っ先に契約を勝ち取ったファイターだ。第1週のメインイベントで復帰を狙うジェイミー・ピケットにユナニマス判定で勝ったことで、オクタゴンから声が掛かった。この勝利によって27歳のソリアーノは記録を6勝0敗に伸ばし、UFC 245のオスカル・ピエホタ戦でプロモーションデビューを飾ることになっている。
ハワイ出身のソリアーノはアマチュアで無敗のままプロとなり、最初の3年で着実な歩みを見せてスポーツ最大のステージまで登ってきた。2017年初めにプロへと転向したミドル級ファイターは地方の興行でさまざまな層を撃破し、タフな試合を求めて異なるプロモーションを渡り歩いた。そして毎回勝利を挙げている。
彼のそうした断固たる決意と絶え間ないプレッシャーがUFC会長のデイナ・ホワイトをうならせた。ソリアーノは一度たりともピケットに気持ちを落ち着けて立て直す隙を与えず、スコアカードで完勝してオクタゴンで戦うチャンスをつかんだ。
ピエホタは新入りにとって厳しい試練となるだろう。ポーランド出身の29歳はプロとしてソリアーノの2倍の戦いを経験しており、すでにUFCで2勝を挙げている。ピエホタはオクタゴンでの最初の2戦は非常に優秀だったものの、以後はジェラルド・マーシャートとホドルフォ・ヴィエラに立て続けにサブミッション負けを喫した。そのため、ラスベガスでは1年の最後に白星を取り戻し、少しでも勢いを取り戻したいと意気込んでいることだろう。
ここでソリアーノが無敗記録を維持し、UFC初参戦にして勝利を確保ということになれば、来たる年には階級のランクをよじ登る機会をいくらでも与えられることになるに違いない。
【注目株】UFC 245:プナヘレ・ソリアーノ
UFC PPV![UFCファイトナイト・ワシントン:オクタゴン【アメリカ・ワシントンD.C/2019年12月7日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC via Getty Images)】](https://ufcjapan.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wp-content/uploads/2019/12/08165123/GettyImages-1192563225-727x485.jpg)