【注目株】UFCファイトナイト・ノースカロライナ:ハーバート・バーンズ

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UFCファイトナイト・モスクワ:オクタゴン【ロシア・モスクワ/2019年11月9日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFCファイトナイト・モスクワ:オクタゴン【ロシア・モスクワ/2019年11月9日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
急上昇中のウェルター級ファイター、ギルバート・バーンズの弟である31歳のハーバート・バーンズは、昨年の夏にデイナ・ホワイトのコンテンダーシリーズ第7週でサブミッションによってダリック・ミンナーを第1ラウンドで仕留め、UFCとの契約を確保した。これはハーバートの3連勝目であり、兄がそれまで無敗だったアレクセイ・クンチェンコをウルグアイで倒す4日前のことだった。

今、南フロリダを拠点とするフェザー級のハーバートは、兄に合流してUFCで自らの旅に乗り出そうとしている。今週末にハーバートが相まみえるのは同じくニューカマーのネイト・ランドワーだ。

2017年に連敗を喫したハーバートはそこからうまく立て直し、1年以上の雌伏の後、2018年に戦いの場に戻ってくる。過去3戦ではすべてフィニッシュを決めており、第1ラウンドを超えたのは1度。すべての試合においてファイナルラウンドにまでバトルがもつれ込むことはなかった。兄に比べてよりメソッド的であり戦略面が強く出ているハーバートだが、印象に欠けるわけではなく、特にグラウンドでの争いにおいてはそう言える。

31歳でUFCデビューを果たすランドワーはよい比較対象となるだろう。M-1 Challengeで5連勝を飾ったランドワーは、そこで連勝記録を7に伸ばしつつタイトル獲得と防衛に成功している。

そんなランドワーを相手にハーバートが最初のタフな試練に耐え抜くことができれば、才能あるファイターの多いフェザー級で出世コースをたどったとしても驚きではない。
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