序盤から試合をコントロールしたブラホビッチが第2ラウンドにレイエスをノックダウンし、そのままパウンドを浴びせてTKO勝利、悲願のチャンピオンベルトを腰に巻いたのはブラホビッチだった。
【セミメインイベント】
ライトヘビー級タイトルマッチ 5分5ラウンド
●ドミニク・レイエス vs. ヤン・ブラホビッチ○
2ラウンド(4分36秒)TKO
ヤン・ブラホビッチ
「まだ現実味がないね、夢じゃないことを願うよ。ポーランドを背負って今日は試合に挑んだ。浮き沈みを繰り返してここまで来ることができた。自分の技術を信じてここまで戦ってきて本当に良かったと思う。どんなウイルスにも負ける気はしないね。試合中は本当に自分のペースで戦うことができた。キックで相手をまず打ち崩して、第2ラウンドでは相手の鼻の骨を折ってからフィニッシュに持ち込むことができた。ジムで練習してきたことを試合でしたまでだ。以前一緒に戦っていたコーチにこの試合は付いてもらった、自分のルーツに戻った気分。勝った場合は必ずジョン・ジョーンズに一言だけ言おうと決めていた。やつがこの試合を見ていて、また減量してライトヘビー級で戦えることを願っている」

【メインカード】
フライ級マッチ 5分3ラウンド
○カイ・カラ・フランス vs. ブランドン・ロイバル●
2ラウンド(0分48秒)サブミッション(ギロチンチョーク)
カイ・カラ・フランス
「すさまじい展開のラウンドだったけど、最終的に勝利をつかむことができて良かった。第1ラウンド終盤には2回ノックダウンを食らったけど、勝ったのは俺だ。自分の試合までずっと裏で他の試合を見ていて、ボーナスは俺が貰えると確信していた。舞台が大きいほど、俺のパフォーマンスも上がっていく。UFCで試合できることが俺には嬉しくてたまらないね。3カ月前までは寝る間を惜しんで働いていた、この舞台で試合できることが何よりも嬉しい。次はフォルミーガかアスカロフと試合がしたい」

女子バンタム級マッチ 5分3ラウンド
○ケトレン・ヴィエラ vs. シジャラ・ユーバンクス●
判定3-0(29-28、29-28、29-28)
ケトレン・ヴィエラ
「試合は思っていた以上にハードだった。数週間前に対戦相手が変わったから、もちろん、シジャラ対策なんてトレーニングしていなかった。すごくタフな試合だったし、手強かった。私にとってはここにいるだけの理由があるってことを証明することが重要なの。たまたまいるわけじゃない。誰とだって戦う覚悟よ。できることは証明したし、もっともっと成長していくから、世界のトップと戦える」

フェザー級マッチ 5分3ラウンド
○ハキーム・ダオドゥ vs. ズバイラ・ツフゴフ●
判定2-1(29-28、30-27、28-29)
ハキーム・ダオドゥ
「本当はフィニッシュで勝利したかった、俺は自分は厳しいからな。相手のチームメイトにも何年か前にボディショットで勝利したから、今回もボディショットでの勝利を狙うつもりだったんだ。何発か相手が嫌がるような打撃を決めることもできたし、相手がしっかり考えて動いているのが分かった。試合前からコーチ陣と全力で勝負する準備をしていたからね。ジャマイカ人としての血が騒いだね。相手が逃げるならウサイン・ボルトみたいに走って捕まえに行くだけだ。最高に見応えのある試合ができたとは思わないが、相手の反応を見る限り正しい戦法で戦っているのは間違いなさそうだ。KOで試合を決めたいのが本音だ。相手に逃げられる前に試合を終えられるよう、これからは考えるよ」