UFC 253:リデルがダ・シウバを下して判定勝ち

UFC PPV コメント 試合結果
UFC 253:ブラッド・リデル vs. アレックス・ダ・シウバ【アラブ首長国連邦・アブダビ/2020年9月27日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC)】
UFC 253:ブラッド・リデル vs. アレックス・ダ・シウバ【アラブ首長国連邦・アブダビ/2020年9月27日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC)】
日本時間9月27日(日)、アラブ首長国連邦アブダビ・ヤス島に特設したUFCファイトアイランドを舞台にUFC 253が開催され、プレリムのトリを飾ったブラッド・リデルとアレックス・ダ・シウバのライト級マッチはフルラウンドにもつれ込んだ末に、リデルがユナニマス判定で勝利を収めた。

【プレリム】
ライト級マッチ 5分3ラウンド
○ブラッド・リデル vs. アレックス・ダ・シウバ●
判定3-0(29-28、29-28、29-28)


ブラッド・リデル

「すぐにでもトップ10に入ることを目標にしている。数カ月先のことだ。次の試合だけじゃなくて、もっと大きなビジョンがある。もうすぐ開花するようなどでかいビジョンがあるのさ。全ての面でこのカンパニーを征服するつもりだ。ショーン・シェルビーに時間があるときに話してみるよ。次に何が来るのか、ワクワクするな。これは蛇と梯子のゲームでその巨大な梯子を使って、俺は素早くトップに上っていく。現実的には、トップ20に入ることができる。トップ20に入る資格があるし、そこにかろうじてぶら下がっている奴もいる。彼らも俺がドアをノックしに来ることに少し緊張していると思う。それが自分の立場だ。これはスポーツとエンターテインメントのビジネスで、パフォーマンスと娯楽だ。これまでの全ての試合でパフォーマンスをして楽しませてきたと思う。それを続けている限り、ボスも俺の銀行口座もハッピーになるだろうし、そうありたいと思っている。見ての通り、アレックスは人体標本のようで、若くて、強くて、飢えている。第1ラウンドは彼に支配されてしまったけど、全盛期の時の戦い方の強さを感じることができた。俺は、うーん、これはしばらく続くぞと思った。時計を見ると、3分間も俺をコントロールしていた。このラウンドは負けた。このラウンドを犠牲にして相手と戦いって疲れさせ、第2ラウンドと第3ラウンドでは経験を生かして戦おうと思った。そのゲームプランがうまくいったから、わぉ! って感じだね」


ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
●ディエゴ・サンチェス vs. ジェイク・マシューズ○
判定3-0(26-30、26-30、26-30)


ジェイク・マシューズ

「最後はちょっとグラウンド・アンド・パウンドだったけど、こんな終わりで彼には申し訳ない。彼のことは11歳のときから見てきた。彼とB.J.ペン、2人とも俺の大好きな選手だ。試合前には考えないようにしていたけど、今は実感できるし、あんな人に打ち勝ったなんてクレイジーだよ。今回のチャンスを逃したくなかったんだ。特に、家に帰るときには2週間のホテルでの自粛生活が待っているから、そのときにインスタグラムに届いた文句ばかりのメッセージなんて見たくないしね。だから勝ててうれしいし、隔離生活ももっと楽しくなりそうだ。今回のキャンプはいつもと違ったし、ファイトウイークだっていつもとは違う。試合自体もそうだ。俺はトラッシュトークに熱を入れるようなタイプではないし、誰かを指名するタイプでもない。マッチメーカーが用意してくれる試合はいつだってワクワクする。でも、一番エキサイティングなのは家に帰って娘にハグをすることかな」


フェザー級マッチ 5分3ラウンド
●シェーン・ヤング vs. ルドビト・クライン○
1ラウンド(1分16秒)KO


ルドビト・クライン

「UFCで試合ができて夢を見ている気分だよ。キックから相手を攻め崩すのが俺のスタイルなんだ。UFCから電話をもらって今日試合をするまで1週間しかなかったからな。減量には苦労した。次回は必ず減量も成功させて100%の状態で試合をしたい。スロバキアを代表してUFCで試合をしていきたいね。母国のみんなも見てくれている。大きな1勝になったよ」


ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド
○ウィリアム・ナイト vs. アレクサ・カムール●
判定3-0(29-28、30-27、30-27)


ウィリアム・ナイト

「クレイジーだったよ。俺はただ障害やループ、穴を飛び越えてきた。神のみぞ知る。クレイジーだった。負けたと思った時もあったし、チームが俺を生き返らせてくれたこともあるから、くそっ! という感じだけど、今の俺がここまで来られたのを考えるとそれを経験してハッピーだよ。自分はどんなファイターにもなれる。スタンディングで打ち合うだろうと思っていたけれど、クリンチの多い展開になった。試合で途切れがあるから、相手がクリンチすると分かっていた。でも前回のコンテンダーシリーズ以来、自分の弱点を克服してきた。弱点を積み上げて自分の強みにしてきたしな。3ラウンドの試合に進む限り、1ラウンド目や2ラウンド目で相手を仕留めていたから、皆がこいつは最後までやり抜くことができるのか、って俺の有酸素運動とコンディショニングに疑問を投げかけていた。あと2ラウンド残っているとしても俺はみんなにできると示したい。俺はアマチュアのキャリアで5つのチャンピオンベルトを持っているから、ラウンドを重ねることができるんだ。俺の腕は確かだよ。勝ってすぐにマネジャーに聞いたんだ。コンテンダーシリーズでの勝ち方が早かったからね。試合体重に近かったから、もしすぐ試合に出られるなら教えてくれと言ったんだ。次に知っているのは、着陸したらすぐ対戦相手が決まって、ファイトアイランドに行くことになった。それを断るなんてできなかった」


【アーリープレリム】
ヘビー級マッチ 5分3ラウンド
○フアン・エスピーノ vs. ジェフ・ヒューズ●
1ラウンド(3分48秒)サブミッション(アームトライアングル)


フアン・エスピーノ

「長いこと試合をしていなかった分、気持ちの良い勝利になった。しっかりトレーニングもしながら、モチベーションを絶やさないように気を付けていた。グラップリングでは世界レベルで試合をしてきた、サブミッションが俺の一番自然な攻め方なんだ。ボクシングとかも、もちろん練習はするけど、試合では感覚的にグラップリングを狙っている。スペインは今、大変な状況だ。家を出るのも難しいんだけど、それ以上にトレーニングするのも難しい。初めてのUFCの試合でどうなるか緊張していたけど、最終的に良い結果を残せて嬉しいよ」


ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド
●カディ・イブラギモフ vs. ダニーロ・マルケス○
判定3-0(28-29、28-29、27-30)


ダニーロ・マルケス

「ここに来るまで道のりは大変だったよ。とにかくハードだった。オクタゴンに入った時は今までのことを考えて、右腕を先に入れてから少しお祈りした。そう計画していたんだ。心の中ではどっちにしろ俺が勝つって。テイクダウンが俺のプランだった。相手は何度もケージを握っていたから、それが厄介だった。彼にも審判にも何も話していない。前から計画していた形がうまくいったんだと思う。とても嬉しいよ。今は何も考えられない。ただ勝って幸せだと思っている。それが今の自分には大事なことなんだ。明日以降、月曜日、火曜日にデビューしてどうだったか考えよう。次に向かってもっともっとうまくなっていこう。俺にはまだまだ長く、つらい道のりがある。俺にしてみれば、この階級は良いファイターが多いから難しい。今は休んでから次のステップを考えたいと思う」

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