UFCファイトナイト・ファイトアイランド5:バックリーの衝撃ノックアウト勝利から連続KOフィニッシュ!

UFCファイトナイト コメント 試合結果
UFCファイトナイト・ファイトアイランド5:トム・ブリーズ vs. K.B.ブラー【アラブ首長国連邦・アブダビ/2020年10月11日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC)】
UFCファイトナイト・ファイトアイランド5:トム・ブリーズ vs. K.B.ブラー【アラブ首長国連邦・アブダビ/2020年10月11日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC)】
日本時間10月11日(日)、アラブ首長国連邦・アブダビのヤス島に特設したUFCファイトアイランドを舞台に、UFCファイトナイト・ファイトアイランド5が開催され、7試合が行われたプレリムは後半の3試合が連続KOフィニッシュとなった。

【プレリム】
ミドル級マッチ 5分3ラウンド
○トム・ブリーズ vs. K.B.ブラー●
1ラウンド(1分42秒)TKO


トム・ブリーズ

「俺の優先すべきことはジャブを効かせることだった。あっという間にぶっ倒したし、距離のコントロールも良かったと思う。試合中、向こうが何発か打ってくるかと思っていたけど、俺に食らわせられるだけのパワーがなかったから、とにかく相手に向かっていって、プレッシャーをかけていったんだ。それでジャブにこだわって、仕事はおしまい。フィジカルに力を入れている。ジムナスティックのトレーニングをかなりやってきたし、それは見てもらえれば分かると思うけど、かなりサイズもでかくなった。それがメンタルにも役に立っているし、体の調整にも役立っている。過去に2回、ACL(前十字靱帯)の再建を受けているけど、今の俺はでかいし、強いし、自信もついてきている。常にベストな俺を追い求めている。UFCで戦うにはそれが重要だし、究極の挑戦だからな。家に帰るのが待ち遠しいよ。トレーニングに励んで、ミック・メイナードから連絡があれば、できれば1月に試合を組んでもらえるといいんだけどね」


ヘビー級マッチ 5分3ラウンド
○クリス・ドーカス vs. ホドリゴ・ナシメント・フェレイラ●
1ラウンド(0分45秒)KO


クリス・ドーカス

「ヘビー級にしちゃ俺は間違いなく早い。ネットで、みんなが“あいつにはパワーがない”って言っているのを見た。1年半前のデビューから15パウンドも落としているからね。でも、俺にはまだパワーが残っているし、スピードもある。フィニッシュできる力があるんだってことは証明できたはず。それほどでかいアドレナリンの爆発はなかったけど、それ以外は最高だった。ここでの経験は一生に一度味わうべきもの。まだここに来たことがない人、特にファイターで、ここでのカードに入れる人がいるなら、絶対にやった方がいい。ベガスで戦ったり、他の場所で戦ったりするのと、どう違うかを見るだけでも違うはず。確実に感覚が違っているからな。頭上を飛行機が飛んでいくのが聞こえるんだ。世界で一番変な感じのする状況だけど、セコンドの言葉を聞こうとしているのに、どでかいジャンボが飛んでいく音が聞こえる。それを除けば、ここは最高だよ」


ミドル級マッチ 5分3ラウンド
●インパ・カサンガナイ vs. ホアキン・バックリー○
2ラウンド(2分03秒)KO


ホアキン・バックリー

「ボスからすべてのボーナスを俺にやりたいって言われたから、歓迎するよ。全部俺のものにしたいね。正直、現実じゃないみたいだ。話しかけられたときは頭の中に雲がかかったみたいになっていたから、何も聞こえなかったけど、金の話なんだって分かったら、ちょっと雲が晴れた気がする。でも、最高だよ。デイナ・ホワイトがわざわざ俺のところにきて話しかけてくれたんだからね。あれはオープンだった。向こうがまだ俺の足を持っていたのは分かったけど、足をつかまれていたからバランスは取れると思って、それで体をひねってキックしたのさ。狙ってやったし、当たったからね。俺たちが必要としていた結果だ。相手がのびているのを見るまでノックアウトしたかどうかも分からなかったけど、それを見て、ゲームオーバーだって。ずっとトレーニングしてきたし、唯一、違ったのは向こうが俺の足をおさえていたってこと。でも、あれをずっと練習してきた。最高だよ。最初の2、3日はいい感じだったけど、しばらくすると、隔離されて、試合の準備はできていた。でも、ここは素晴らしい場所だし、とても温かく迎えてくれたし、とにかく俺たちの安全を確保しようとしてくれたから、素晴らしいと思う」


バンタム級マッチ 5分3ラウンド
●アリ・アルケイシ vs. トニー・ケリー○
判定3-0(28-29、27-30、28-29)


トニー・ケリー

「向こうがテイクダウンを狙ってくるのは分かっていた。スタンディングは好まないだろうなとも思っていたんだ。もちろん、自分が相手に期待していたほど交戦にはならなかった。それについてはフラストレーションを感じるし、最後に向こうが何て言っていたのか分からないけど、マジでイライラしていた。本当に必死にトレーニングしてきたし、今回の試合でもう一度ボーナスをもらえるようにしたかったんだ。銀行口座を潤わしたかったからな。俺の前に立ちはだかるヤツがいれば戦うし、エキサイティングな試合をしてくれる相手がいればやろうぜ。追いかけていくしかないだろう。他にどうすりゃいいか分からない。戻って映像を振り返ってみないといけない。修正すべきところは調整しないとな。それは当然のこと。試合に勝つ以上のことはできたと思っている。関節技も仕掛けていったし、エルボーも当てたし、有効打も俺の方が多かった。ただ、全体的なパフォーマンスには満足していない。向こうが戦いにくると思っていたんだ。計量のときなんて、怒鳴ってきやがったしね。かかってくるかと思いきや、戦いたくなかったのかも。でも誰が相手でも尊重する。アリに対して個人的には何もない。ヨルダンにいるすべてのファンに愛していると伝えたい。俺は試合を戦っただけ。もっと成長して、トップ15やトップ10に割り込んでいきたい。いずれそうなるから、俺に注目しておいた方がいいぜ」


フェザー級マッチ 5分3ラウンド
○ギガ・チカゼ vs. オマール・モラレス・フェレール●
判定3-0(30-27、30-27、30-27)


ギガ・チカゼ

「トップ15に自分の居場所が欲しい。誰にでも勝てる。チャンピオンにも勝てるし、トップ5の奴らにも勝てる。トップ10にも勝てる。俺はトップ15に入ることができると感じる。来週にはトップ15以内に入ることを期待している。ライト級で無敗のファイターを倒したんだ。誰も彼と対戦していなかった。彼のために相手を探すのがどれだけ大変だったか知っているよ。もしトップ15に入れなかったとしても、次回は少なくともトップ15に入る対戦相手を期待している。今回の試合は8月の試合に向けて準備をしていたので、自分にとっては非常にチャレンジングだった。8週間、ハードなトレーニングを積んでいたけど、残念なことにコロナに感染してしまって試合から外されてしまい、彼には新しい対戦相手が用意された。その間、2週間ずっと1人で裏庭でトレーニングしていた。それから再びチームと合流したんだ。だから、戦うのは久しぶりで、3カ月かそれ以上の間準備をしていた。試合が懐かしかったし、ケージに戻ってうれしかった。以前はキックボクサーで、毎月のように試合をしていたのに、5月からは試合をしていなかったから、何かが欠けていた。体にも何かが欠けていたんだ。最後のキックボクシングの試合以来、デイナ・ホワイトのコンテンダー・シリーズに行ったんだけど、残念ながら最後の最後で負けてしまった。試合中、それまでは勝っていたのに、最後にチョークで敗れた。それ以来、他のことから手を引いて、辞めて、柔術とレスリングに集中し、MMAのメンタリティとゲームプランを全て変えた。それ以来、毎日前進している」


女子バンタム級マッチ 5分3ラウンド
○トレイシー・コルテス vs. ステファニー・エッガー●
判定3-0(30-27、30-27、30-27)


トレイシー・コルテス

「第1ラウンドは相手を探っている状態だった。第2ラウンドはコーチに打撃では勝っていると言われていたので、もっと打撃で勝負しようと思っていたんだけれど、彼女の方が攻撃的になっているように感じた。相手は必死になっていたのかもしれないわ。第3ラウンドになると、私を油断させてレスリングをしようとしてきて、どちらが有利なポジションを取っているかのチェスのようになってしまった。私はどんな相手でも容赦しないし、毎試合を自分のキャリアがかかっているかのように捉えている。なぜならそうだからよ。毎試合緊張するわ。そういう、そわそわした不安感がある。でも、コーチングやトレーニングをしている両親、ファイト・レディでのトレーニングには自信がある。キャンプもチームも大好きよ。良いチームに支えられているし、みんなが一緒であれば、自信を持ってケージに入ることができる。控えめに言っても、とても良い経験になったわ。自分がこの歴史の一部であると言えることに感謝している。また戻ってきたいかって? 多分それはないと思う。一度でいいからベガスで試合をして、家族にサポートしてもらいたい。これまでやってきた試合のほとんどはアメリカでは行われていないから、次の試合は地元でできることを願っているわ」


フライ級マッチ 5分3ラウンド
●ブルーノ・シウバ vs. タギル・ウランベコフ○
判定3-0(28-29、27-30、28-29)


タギル・ウランベコフ

「この勝利をコーチのアブドゥルマナプ・ヌルマゴメドフに捧げたい。どうか安らかに。この試合は自分にとって大きな責任があった。チームメイトのハビブとイスラムをやる気にさせなければいけなかった。彼らはもうすぐ試合だ。自分の思い通りの戦いではなかった。誰もがUFCでの初戦はプレッシャーがかかりすぎると言うけれど、それは事実だと思う。自分もそう感じていた。スタンディングでの戦いを続けたかったし、もっと簡単に相手を倒せると思っていた。こんなにハードな戦いになるとは思っていなかった。これまでで最もハードな戦いの1つだったよ。長いトレーニングキャンプだった。前から戦うことになっていたけれど、アブドゥルマナプ・ヌルマゴメドフが亡くなってしまって残念ながら試合をしなかった。だから、6カ月ずっとトレーニングキャンプを続けていたから今は休みたい」

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