ガルシアに競り勝ったミーンズが勝利街道に復帰

UFCファイトナイト
UFCファイトナイト・オクラホマシティ:ティム・ミーンズ vs. アレックス・ガルシア【オクラホマ州・アメリカ/2017年6月25日(Photo by Brandon Magnus/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFCファイトナイト・オクラホマシティ:ティム・ミーンズ vs. アレックス・ガルシア【オクラホマ州・アメリカ/2017年6月25日(Photo by Brandon Magnus/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
日本時間2017年6月26日(月)、アメリカ・オクラホマ州オクラホマシティにあるチェサピーク・エナジー・アリーナで開催されたUFCファイトナイト・オクラホマシティ大会でカナダのアレックス・ガルシアと対戦した米国のティム・ミーンズは、そのリーチを存分に生かした安定化のあるパフォーマンスを披露。ガルシアの爆発力を3ラウンドにわたっていなし続けると、文句なしのユナニマス判定(29-28、29-28、29-28)で勝利した。

第1ラウンドが始まると長身のサウスポー、ミーンズがコンパクトな構えから何度も飛び込む機会をうかがう。ガルシアはしっかりとこれに反応しながら鋭い左フックを繰り出してうまく距離を保つと、残り時間4分でコンビネーションをまとめてミーンズの頭を下げ、両足タックルで突進した。これを金網際で受け止めたミーンズは丁寧に相手を差し上げて体を入れ替え、うまく相手から離れて見せる。残り時間90秒、ミーンズの左ストレートとガルシアの左フックが相打ちになると、一瞬動きを止めたミーンズが逆に圧力をかけてガルシアを下がらせた。

上背に勝るミーンズは相手の肩越しの右フック、そして上下への左ストレートという内訳でガルシアのテイクダウンを潰しながらうまく距離を保っている。残り時間3分、一瞬のスキをついてガルシアが片足タックルに飛び込むが、ミーンズは冷静に金網まで下がると容易に相手を振りほどいた。残り時間2分、左ストレートでガルシアをグラつかせたミーンズが両手を広げて相手を挑発しながら距離を詰めるが、ガルシアもすぐに構えを戻して必死に食い下がる。

第3ラウンドではスイッチも織り交ぜながらなんとか距離を詰めたいガルシアが開始後1分で両足タックルを成功させたかに見えたが、ミーンズは倒れながらもその勢いを利用し相手を突き放すとすぐに立ち上がる。ポイントで劣勢と見られたガルシアは残り時間2分30秒の時点でラッシュをかける計画だったようだが、ミーンズはジャブ、ボディ・ストレート、フロントキックと多彩な攻撃を散らしてガルシアに飛び込みのきっかけを与えない。残り時間30秒、顔面を赤く腫らしたガルシアが強引に距離を縮めるも、その攻撃はほとんどすべてミーンズの顔面を狙ったもので、ミーンズは容易にこれらをいなし切った。

この試合の結果、ミーンズは27勝8敗1分け1ノーコンテスト、ガルシアは14勝4敗となっている。
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