【セミメインイベント】
ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
○ミゲル・バエザ vs. 佐藤天●
2ラウンド(4分28秒)サブミッション(アームトライアングルチョーク)
ミゲル・バエザ
「彼はサウスポーだ。それを一番の武器にこれまで相手をフィニッシュしてきている。だから、とにかく腕、頭、ボディを攻めていった。左を打てないように封じ込めたかったんだ。自分は正しいことをしたと思っている。勝ち続けて、もっともっと成長している。正しい方向に進んでいるという実感もある。この階級が俺をどう思っているか? どうだろうね、俺は彼らじゃないから。自分の試合全体でダイバーシティを見せられたはずだ。他のファイターにしてみればいろいろと思うところがあるんじゃないかな。自分には素晴らしいコーチがついていてくれるし、チームも俺を信じてくれている。俺はただチームを信じる。彼らは耐えれば俺のものになるって言い続けてくれた」

【メインカード】
ヘビー級マッチ 5分3ラウンド
●ジョシュ・パリジアン vs. パーカー・ポーター○
判定3-0(2-30、27-30、28-29)
パーカー・ポーター
「信じられないよ。15年くらいずっとこれを追い求めてきたんだ。やっと、ここにきて、たどり着いた実感が沸いた。唯一、比べられるとしたら妻と結婚したことと、子どもたちが生まれたことかな。そういうことと並ぶくらいの出来事だ。第1ラウンドのノックアウトか、素早いフィニッシュだったら最高だったんだけど、ペースをプッシュできることを証明できたし、3回のフルラウンドを戦い切れること、攻め続けて自分の持っている多様性を示せたことは活躍する上でより良い形と言えるはずだ。打撃も、カーディオを生かしたペースも、多才さも発揮できたと思っている。ヘビー級の中でも最もオールラウンダーな1人だ。かなりうまくいった。ジョシュが第1ラウンドから積極的に攻めてくると思っていたし、その通りになった。前に出て、かなりヘビーにスイングし始めた。彼のカーディオが自分ほどしっかり準備できているとは思わなかった。俺は自分のゲームプランを実行できたと思っている」

フェザー級マッチ 5分3ラウンド
●スパイク・カーライル vs. ビル・アルジオ○
判定3-0(27-30、27-30、27-30)
ビル・アルジオ
「向こうが衰えていっていたのは分かっていたけど、悪いポジションに立たないようにしていた。自分が思う場所にバックアップを取っておきたかったし、顔面にパンチやケリを食らわせられるようにしておきたかった。勝ちたかったんだ。常に、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトやノックアウト・オブ・ザ・ナイト(訳注:現在このファイトボーナスはない)を狙っているからね。でも、タンゴを踊るには2人が必要。1人がただ待っているだけで、レベルを変えたり、タックルしたり、そうなるともう1人はどうしようもない。だから、安全にいくことにして、相手がバカなことをやらかすのを待った。取り立てて話すことはないけど、いつだって勝負はありがたくいただくよ。自分もコーチも、カリフォルニアで休暇を過ごしていて、キングスMMAに行った。ハファエル・コルデイロのスクールさ。ハファエル・コルデイロはこれ以上ないくらいに歓迎してくれて、本当に素晴らしい人だよ。ギガ(ギガ・チカゼ)という生徒がいて、小さなグローブをつけて俺にかかってこようとするんだ。こっちは“おいおい、バケーション中だぞ”ってね。もちろん向こうは勝てずに負けていたんだけど、血も出ているのに、とにかく、こっちが少しでも行こうとすると頭を狙ってくる。その後、彼がUFCとサインしたのを知って、“完璧だな、俺の相手がきたぞ”と思ったよ」

女子バンタム級マッチ 5分3ラウンド
●アシュリー・エバンス・スミス vs. ノルマ・ドゥモン・ビアナ○
判定3-0(26-30、26-30、26-30)
ノルマ・ドゥモン・ビアナ
「本当にいい気分。家にいるような感じだったし、すでにまたあそこに戻りたくてしょうがないわ。彼女のことはかなり研究した。何を予測していればいいか分かっていたの。いろんなことに取り組んできた。彼女のテイクダウンが素晴らしいことは分かっていたけど、私はサンダからきているし、そういうことに対しては私もうまいと思っている。唯一、のがしたのはノックアウト。できるだけ早く戻りたい。アメリカにとどまるから、どうなるかしら。もしかしたら12月にあるかも。対戦相手についてはUFCに任せるわ」

フェザー級マッチ 5分3ラウンド
○ジョナサン・ピアース vs. カイ・カマカ●
2ラウンド(4分28秒)TKO
ジョナサン・ピアース
「テイクダウンを狙っていたんだ。プランしていた動きではなかったから、なんというか、“よし、レスリングでいってみよう”という感じだった。テイクダウンを仕掛けていって、今日は俺が主役の日だったってこと。レフェリーが相手に向かって動けと行っていたから、俺はとにかくあげていった。観客がいなくて、冷静でいられたんだ。落ち着いた試合だった。いい感じのショットをたくさん当てられたし、エネルギーももっと温存できた。試合が進むにつれて、傾向が見えるようになって、それを拾いにいったんだ。そこから攻撃開始。1回か2回のパンチで向こうがビビると思っていたから、アッパーカットを狙い、1回に一発打ち込むだけにしたんだけど、レスリングがかなり効いていたと思う。自分が唯一、ヤバかったのはギロチンを仕掛けられたときだけど、それ以外は俺の試合だったと思っている」