UFC 256:スワンソンがピネダにKO勝利

UFC PPV コメント 試合結果
UFC 256:カブ・スワンソン vs. ダニエル・ピネダ【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2020年12月12日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)】
UFC 256:カブ・スワンソン vs. ダニエル・ピネダ【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2020年12月12日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)】
日本時間12月13日(日)、アメリカ・ネバダ州ラスベガスのUFC APEXを舞台にUFC 256が開催され、プレリムのラストを飾ったフェザー級マッチではカブ・スワンソンがダニエル・ピネダをノックアウトして勝ち星を手に入れた。

【プレリム】
フェザー級マッチ 5分3ラウンド
○カブ・スワンソン vs. ダニエル・ピネダ●
2ラウンド(1分52秒)KO


カブ・スワンソン

「一番大事なのは、時として、自分自身を鼓舞し、気合を入れて試合に臨むこと。とにかく相手をぶち倒すつもりで、動き回る。それでスローになるんだ。過去の試合ではあったけど、ここ最近の試合はどうだ、スローになったか、文字通りそれを考えさせられた。慣れ親しんできた形とは違うし、少し自分に疑問を抱きもした。ただ、とりあえずリラックスする必要があるってことは分かっていた。自分のパンチを生かし、流れに乗って楽しまないと、そう思っていたんだ。今まではそんなことしてこなかったし、自分自身に相当のプレッシャーをかけて、できるだけハードに打ち込み、ただ試合に出るだけじゃなくて結果を残さないといけないと考えていた。だから、それが目標だったし、バカみたいにウオームアップするつもりはなかった。気合いを入れて、そういうクレイジーなゾーンに入るようなこともしたくなかったし、とにかく試合に出て、やるべきことをやろうと思っていた。それがゲームプランだ。精神的なこと。自分としては達成できたと思っている。俺は観客が好きだから、いてくれれば最高だけど、もろ刃の剣でもある。時々、それにはまってしまうんだ。試合のタイミングになると、自分は感情的なファイターになる。観客の存在が自分の感情に影響するし、やる気になることもあるけど、ベストな形にならないこともある。テクニカルにいって、鋭く、効果的に攻めていくことに集中したし、自分にはそれができると思ってやった。メディアの対応も軽くて、部屋でセコンドと一緒にいるだけだったから、あれはよかったね。試合のときはものすごく静かになるタイプだから、余計なものがないと、ファンに会ったりするのはすごく好きなことではあるんだけど、試合前だけはゾーンに入っているから、そこで楽しみたいんだ」


ライト級マッチ 5分3ラウンド
●ヘナート・モイカノ vs. ラファエル・フィジエフ○
1ラウンド(4分05秒)KO


ラファエル・フィジエフ

「誰が相手だろうと、どこでやろうと関係ない。とにかく忙しくしていたい。自分のポテンシャルを見せたいし、毎回ボーナスだってほしい。それが俺の目指すところ。ボーナスがあればもらえる金が増えるし、名誉だってでかい。俺は金と名誉のために戦っている。だからさ。あと、これで家族のところに戻れるからうれしくもある。長いキャンプだったし、ハードなキャンプだったから少し休みたい。トレーニングに疲れた。アメリカでのきつい1週間もそう。時差があるからね。試合前は眠りたい。たぶん、また50K(ボーナス5万ドル)をもらえるんじゃないかな。2020年は俺にとって良かった。2020年の前は家族にとってあまり楽な生活じゃなかったし、本当に大変だったんだ。まだ自分のすべてを見せられたとは思っていない。この先の試合、2試合か3試合で自分の力をすべて見せられると思う。まだやれることのすべてを見せられたわけじゃない。とてもうれしいし、言葉がないよ。とにかく笑顔になってしまうだけさ」


フェザー級マッチ 5分3ラウンド
○ギャビン・タッカー vs. ビリー・クアランティーロ●
判定3-0(30-27、30-27、30-27)


ギャビン・タッカー

「そうだね、マジでこれ(勝利)がほしかったからな。だから、この試合を組んでくれってショーン(シェルビー)に頼んだんだ。すでに2回も組まれて、ビリーは本当にすげぇファイターだと思う。ヤバい試合だった。俺の武器はかなり多いけど、でかいデビット・パターソンを想定していたから、とりあえず持っているツールを使えばよかった。今日もいくつか見せられたと思う。ビリーのことを軽視しているわけじゃないけど、彼は不器用なファイターだし、俺はきれいに美しくいきたかったんだけど、こういう相手だとちょっとむずかしい。とにかく向こうは左に右に打ち込んでいたし、テイクダウンでさえもそう、何もかもがオーソドックスとかけ離れている。勝ててうれしいんだけど、戻って見返したらきっと、かなりとっ散らかっているんだろうなと思う」


女子ストロー級マッチ 5分3ラウンド
○テシア・トーレス vs. サム・ヒューズ●
1ラウンド(5分00秒)TKO


テシア・トーレス

「前回の勝利によって、もっと勢いをつけて試合に挑めた。少しスランプ気味で気分が沈んでいたの。ちゃんとパフォーマンスを見せつけて、トップ5の選手たちに知らしめられるような戦いをしないといけないと思っていたし、いつかタイトルをかけて戦えるように力を示す必要があった。これまでの敗北でこのスポーツに対する愛情が落ちていたけれど、戻ってきたし、2021年に向けてとてもワクワクしているの。この階級はとても大きいけど、それでも小さいし、何が起きるか分からないから、備えておかないとね。ちょっとがっかりもしているわ。こんなふうになるとは思っていなかったから。彼女が両目の下を少しカットしているのは分かっていたし、彼女の目が赤くなっていたから。それに、終わってから彼女と話したときに、左目が見えないと言っていて、血だらけだったから、あんなふうに戦っちゃいけないと思う。ただ、私はこれで2連勝。次の試合はトップ10の相手とやりたいし、次の試合でも今日と同じことができると思っている。できるだけ早くオクタゴンに戻りたい。1月の試合があるなら、今すぐそれが分かるのであれば、その試合を受けるわ。意味があればね。特にトップ10が相手、とかなら、数週間後にはジムに戻るし、休暇を楽しむつもりだけど、その後はできるだけすぐに試合をしたいし、2021年には2回か3回戦いたいと思っている」


【アーリープレリム】
フェザー級マッチ 5分3ラウンド
○チェイス・フーパー vs. ピーター・バレット●
3ラウンド(3分02秒)サブミッション(ヒールフック)


チェイス・フーパー

「どの試合も自分の中の動物的な部分や野獣の部分を引き出したい。そういうものだからさ。これだけでかいイベントだし、試合ごとに本当にすごい経験を積んでいる。勝利が必要なのは分かっていたし、ここは入れ替わりの激しいスポーツだから、その中にとどまっていられる力があることを示さないといけない。ここにいるのにふさわしいんだってことを。自分がここに属しているべきだということを自分に証明する感じかな。勝利街道に戻れば、当然、報酬だって増えるし、また試合が楽しくなる。今回のキャンプは前回の試合から丸半年だ。トレーニングすべきときはずっとそうしてきた。ライアン・ホールとも練習したけど、あれはすごい経験だった。いつもやりたいね。彼と一緒の部屋にいるっていうのはクールだし、彼と激しくやりあって、彼からたくさん学んでいる。それから、ウィスコンシンでポッパ・ベン・アスクレン(チャック・アスクレン)ともトレーニングした。マイケル・キエーザのジムにも行ったし、いろんなすごい人と一緒にトレーニングできたんだ。このレベルになれば、当然、たくさんの人がUFCで5試合や6試合を経験しているけど、みんな、ソーシャルメディアを持っていない。それが俺にとってはでかいことだったと思う。もちろん、試合は大きな部分を占めているけど、トレーニングも大きい。ただ、他のおもしろいことをするのが好きだけどね。UFC Fight Passと一緒にやったのは楽しかった。ベンとトレーニンして、それを撮影したんだ。あっという間だったから、とにかく楽しもうと思った。コンテンダー(シリーズ)にいたのが昨日のように感じるくらいさ」
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