UFC 256:粘るファーガソンを退け、オリベイラが完勝

UFC PPV コメント 試合結果
UFC 256:トニー・ファーガソン vs. チャールズ・オリベイラ【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2020年12月12日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)】
UFC 256:トニー・ファーガソン vs. チャールズ・オリベイラ【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2020年12月12日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)】
日本時間12月13日(日)、アメリカ・ネバダ州ラスベガスのUFC APEXを舞台にUFC 256が開催され、セミメインイベントで実現したトニー・ファーガソンとチャールズ・オリベイラのライト級マッチは、第1ラウンドでファーガソンがオリベイラの猛攻をしのいでなんとかフルラウンドに持ち込むも、ジャッジは満場一致でオリベイラの勝利を支持し、激闘をオリベイラが制している。

【セミメインイベント】
ライト級マッチ 5分3ラウンド
●トニー・ファーガソン vs. チャールズ・オリベイラ○
判定3-0(26-30、26-30、26-30)


チャールズ・オリベイラ

「トニー・ファーガソンとの試合で俺がやったようなことは誰もやったことがない。チャンピオンの素質があることは証明できているはずだし、来年にはチャンピオンになってみせる」


【メインカード】
女子ストロー級マッチ 5分3ラウンド
○マッケンジー・ダーン vs. ビルナ・ジャンジロバ●
判定3-0(29-28、29-28、29-28)


マッケンジー・ダーン

「気持ちがたくさんあることは示せたと思うし、別に鼻が折れたって構わないわ。もしかしたら、みんなはビルナのストライキングが彼女の強みではないと言うかもしれないけれど、とてもバランスの取れた試合だったと私は思う。たぶん、トップ10にいる子たちは、マッケンジーに勝つには打撃よって言うのかもしれない。私の試合はほとんどが素早いサブミッションで決まっているから。複雑な気持ち。私の打撃に関してみんなの尊重を勝ち取ったと思う一方で、別にストライキングがうまくないと言われたってかまわないとも思うの。私はそこをがんばって取り組んでいるから。毎回、うまくなっているし、ケージに入ったときにしか3ラウンドの経験は得られないから、だからそこは感謝している。自分が勝ったと思っていたし、2ラウンドは私が取って、1ラウンドは彼女と思っていたけど、ユナニマス判定だと聞いて、あ、これは私だなと思った。ジャッジの手に勝負の行方を委ねてしまったら、どっちに転んでもおかしくないというのは常に思っているし、ちょっと危険ね。これまでにジャッジがおかしなスコアカードをつけた試合はいくつもあったから、少しドキドキしていたの。ジャッジはボクシングが気に入ってくれたのかもしれないわね。だから、今回のボクシングマッチに彼らは満足してくれたんじゃないかしら。UFCで1年をまるまる過ごすのは初めてだった。UFCデビューはラスベガス、その後、ブラジルに行って、妊娠したから、戦って試合に集中するだけの時間は今年が最初。今年は誰よりも戦ってきたと思っているから、感謝している。本当に満足だし、2021年に向けてとても自信になったわ」


ミドル級マッチ 5分3ラウンド
○ケビン・ホランド vs. ジャカレ・ソウザ●
1ラウンド(1分45秒)KO


ケビン・ホランド

「今年一番のKOではなかったかな。ホアキン・バックリーが今年最高のKOを取っている。オレの息子さ。あいつは俺が生んだようなもんだし、彼のことは心から誇りに思っている。彼から何も奪うつもりはないよ。今年の出来には本当に満足しているし、最高だったけど、まだ始まったばかり。ネットでは俺が今年に厳しい戦いがなかったとか、いろいろ言われているらしいから、来年はもっと厳しい試合をして、同じようなことをやってやる。そうすれば何も言えなくなるだろ。俺はそうしたいと思っている。今年はずっと準備を整えていたから、わざわざやる必要はなかった。3月に戦う予定だったから、3月まで、世界中がシャットダウンするまでずっとトレーニングしていたし、その後はまともにできなかったけど、俺たちはとにかく止まらずにやってきた。今年はずっと万全でい続けた。俺の腕を見てくれよ。カリフォルニア関連のものがたくさなんあるだろ。マンバメンタリティさ。だから、このマンバメンタリティを継続しないといけない。今年に記録を塗り替えられていたとすれば、来年にはそれをさらに更新しないといけないってことだ。まだ始まったばかり。自分の結果に満足してしまったら、それ以上、成長できないってことになっちまう」


ヘビー級マッチ 5分3ラウンド
●ジュニオール・ドス・サントス vs. シリル・ガーヌ○
2ラウンド(2分34秒)TKO


シリル・ガーヌ

「とても誇りに思う。あとで実感することになるだろうね。ソーシャルメディアとかで。3年前にMMAを始めたばかりだ。本当にうれしい。今回のチャンスをくれたUFCに感謝しているし、ジュニオール・ドス・サントスにも感謝している。今年をこんなふうに締めくくれてうれしい。スタンディングが好みだし、時間をかけて結果を出すのが好きだ。とにかく戦いたい。成長したい。試合ごとにね。まだ自分がどういうヤツなのか正確には分かっていない。まだMMAを始めたばかりだから、どれだけ長くやれるかも分からないけど、今はうれしいし、興奮している」
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