2月末、プロハースカがレイエスとメインイベントで激突

UFCファイトナイト 対戦カード
UFCファイトナイト:ドミニク・レイエス vs. イリー・プロハースカ【UFC】
UFCファイトナイト:ドミニク・レイエス vs. イリー・プロハースカ【UFC】
2月27日(土)、日本時間28日(日)に開催するUFCファイトナイトのメインイベントで、ライトヘビー級ランキング3位につけるドミニク・レイエスと同5位のイリー・プロハースカが対戦する。これまでに2度のタイトル挑戦経験を持つベテランUFCファイターのレイエスと、鮮烈なオクタゴンデビューを果たしたプロハースカの一戦は5分5ラウンドで争われる。

レイエス(12勝2敗、アメリカ)はアマチュア時代に5勝0敗の戦績を残し、プロに転向後も6連勝の無敗をキープしてUFCとの契約を勝ち取った。ジャレッド・キャノニア、ヴォルカン・オーズデミア、クリス・ワイドマンら名だたる強豪を打ち負かして台頭したレイエスがキャリア初の敗北を喫したのはUFCライトヘビー級ベルトをかけて挑戦したジョン・ジョーンズとのタイトルマッチだ。ジョーンズとの試合はユナニマスでの判定負けだったものの、UFC 253では空位となったライトヘビー級王座をヤン・ブラホビッチと争い、初のTKO負けを食らった。

それでも、レイエスは2回のパフォーマンスボーナスを獲得するなどエキサイティングなファイターとして知られ、”ザ・デバステーター”というニックネームはレイエスが誇る破壊的なケリが由来だ。

現在27歳のプロハースカ(27勝3敗1分、チェコ)は10試合続けて勝ち星を手にし、連勝街道をひた走っている。27勝のうち23勝がノックアウト勝利、2回は一本勝ちと、強力なストライカーであり、フィニッシャーであることを証明してきた。UFCデビューは2020年、当時ライトヘビー級ランキング7位につけていたオーズデミアを相手にノックアウト勝利を決め、オクタゴン初戦でパフォーマンスボーナスを獲得している。

プロハースカは弱冠19歳でMMAプロデビューを果たし、ヨーロッパとロシアでキャリアを積んできた。それからわずか3年、日本のRIZINと契約したプロハースカは2015年に行われたRIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 ヘビー級トーナメント決勝でキング・モーに敗れたものの、RIZINの舞台で土をつけられたのはこの1回にとどまり、2019年にはライトヘビー級の頂上決戦でキング・モーと再戦、KO勝利で雪辱を果たすとともにRIZINライトヘビー級王者に輝いている。その後、UFCベテラン勢のファビオ・マルドナドとC.B.ダラウェイを退けたことでUFCの舞台に上がるに至った。

プロハースカは対戦相手となれば危険なファイターとなるが、ジムのチームメイトたちからはよくいじられている。プロハースカのファイトネームである”デニサ”は女性の名前だが、一時期、ジムにデニサという名の女性がおり、プロハースカのトレーニングパートナーが間違ってプロハースカを「デニサ」と呼んでしまい、以来、ジムの仲間たちがおもしろがってプロハースカをデニサと呼ぶようになったという。UFCキャリアをスタートしてからも、その名を変えることはなく、イリー・”デニサ”・プロハースカとして2度目のオクタゴン戦に挑む。

『UFCファイトナイト:レイエス vs. プロハースカ』は日本時間2月28日(日)開催予定、場所は追って発表することになっている。
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