UFC 259:アーリープレリムは6試合中5試合がフィニッシュ決着!

UFC PPV コメント 試合結果
UFC 259:ティム・エリオット vs. ジョーダン・エスピノーサ【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2021年3月6日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)】
UFC 259:ティム・エリオット vs. ジョーダン・エスピノーサ【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2021年3月6日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)】
日本時間3月7日(日)、アメリカ・ネバダ州ラスベガスのUFC APEXを舞台にUFC 259が開催され、アーリープレリムとして行われた6試合はオープニングマッチから5試合がフィニッシュ決着するなど好パフォーマンスが続いた。

【アーリープレリム】
フライ級マッチ 5分3ラウンド
○ティム・エリオット vs. ジョーダン・エスピノーサ●
判定3-0(30-27、30-27、30-25)


ティム・エリオット

「相手が速いのは分かっていたし、アスリートだ。それは分かっていたけど、彼はリードパンチがかなりヘビーで、ほぼジャブファイターと言えると思う。ゲームプランはサウスポーにスイッチして、相手のジャブを退け、そこから攻めていくことだった。その間、ジョーダンがうまくアジャストしてきたけどね。バックサイドのヘッドキックを打ち始めた。ラウンド感にジェームズ(クラウス)がスタンスを詰めて右の拳に戻そうって。それをやったらすぐにヘッドキックが鳴りを潜めた。ヘッドキックが当たっていたわけじゃないし、向こうにはあれしかなかったみたいだから、それだけが自分にとっては問題だったんだ。ジェームズがとっとと片付けようって。スタンスを切り替えてからはシャットダウンできたし、テイクダウンも取れた。自分が何をしているのか自分自身もよく分かっていなかったから、ジェームズが何をすべきか教えてくれるし、俺は彼を信頼しているから、言われた通りにやるだけさ。世界タイトルをかけて戦うときがあって、TUFで勝って、頂点に立ったかのような気分だったけど、試合をしたくない期間が3年あったから、今は底辺だ。俺が圧倒していたTUFシーズンのヤツらもいるし、別に俺がトーナメントを軽々超えていったと言うつもりはないけど、かなりいい形でトーナメントを制したし、あのショーであっという間に負けていったヤツらでも、カイ・カラ・フランスとか、今はそういうヤツらが活躍している。ブランドン・モレノは自分が出ていたシーズンの最初の試合で、接戦の末に向こうが負けた。ショーの後、父に“あいつはいつか世界王者になるだろう”と言ったんだ。それを見ているのが楽しい。あのショーは俺が勝ったし、今の自分は底にいるけど、あのショーで負けたヤツらが活躍しているし、今も自分がここにいられるのはラッキーだと思っている。3連敗したしね。カットされる可能性もあったけど、ジェームズを尊重してくれて、自分のマネジメントチームに敬意を払ってもらえて、俺はラッキーだ。それが、今も俺がここにいられる理由だと思っている。この底辺からやっていくしかない。焦ってはいないし、できる試合をコツコツやっていくだけ。楽しいし、このスポーツが大好きだ。自分の仕事を愛しているし、戦うのが好きだ。毎日、うまくなっている。学んでもいる。古株が新しいトリックを学んでいるんだから、このゲームではそれが危険な印さ。俺の体は少し傷ついているけど、ファイトIQは健在だし、毎日、うまくなっている。それは家族、チーム、コーチのおかげだ」


ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド
○ケネディ・エンジーチュクー vs. カーロス・アルバーグ●
2ラウンド(3分19秒)TKO


ケネディ・エンジーチュクー

「最高だ。この瞬間を祈っていた。今回の試合もそうだし、すべての試合にかなりの断食と祈りを捧げてきたから神に感謝している。これを主に捧げる。主が自分に力を与えてくださり、主の言葉に勤勉であり、忠実であり続ける。結果がどうあれ、いつも後押ししてくれるから、主のためにすべての栄光を捧げたい。ケガのせいでしばらくオクタゴンに立てていなかったからちょっと圧倒されたけど、何度かレッグを入れていったら問題なくなったし、そこからが勝負だった。時間がたてばいけたってところかな。第1ラウンド終盤に、前進しながらプレッシャーをかけていったら、向こうが圧倒されているのが分かった。コーチたちがラウンド間にアドバイスしてくれていたんだけど、俺は相手のセコンドを凝視していたんだ。コーチたちの話を聞こうとしていたのに、向こうのセコンドをずっと見ていたら、向こうもこっちを見てきた。ただ、これがタイトルマッチだったとして相手があと25分も戦えないってことは分かった。だから、流れをキープして、とにかくプレッシャーをかけていくだけだった。向こうにアイポークされたときは目がかすんだけど、コーチに“集中しろ”と言われて、“そうだな。向こうは疲れているし、いくしかない”と思った。それで集中してもっとプレッシャーをかけていっただけさ」


ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
○ショーン・ブレイディ vs. ジェイク・マシューズ●
3ラウンド(3分28秒)サブミッション(アームトライアングルチョーク)


ショーン・ブレイディ

「かなり良いパフォーマンスだったと思う。ウェルター級を見てみると、ジェイクは1回しか負けていなかったけど、俺が2敗目を与えてやった。その前の彼はとてもタフなヤツらと戦っていた。彼はまだ若いから、これからもっと良くなるだろうけど、今回の結果には本当に満足している。どのラウンドもテイクダウンを取れたし、相手をコントロールしながら終盤にフィニッシュを決めた。第3ラウンドでフィニッシュしたことは一度もなかったから、ずっとやりたかったことなんだ。コンディショニングはいいし、ストレングスもいい。そのおかげであのチョークを決め手フィニッシュできた。ジェイクは本当にタフなやつで、俺にしてみれば今回のような勝利は本当にでかい。判定でも構わなかったということさ。それはそれでしょうがないことだからね。フィニッシュできないことだってある。ただ、今日はやれる気がしていたし、それを実現させるだけだった。これまではそこに問題があったんだけど、それは自分を信じていなくてフィニッシュを狙っていなかったから。今回のようにやっていければ、これからもっとたくさんのフィニッシュを決められるはず。相手をつかんでコントロールできている場面に驚きはなかった。グラウンドは向こうの方が少しうまいと思っていたけど、だからと言ってジェイクがやばいってわけじゃない。自分がどれだけうまくやるかだ。これでたくさんのやつらが俺を脅威と見なしてくれるといいね。これで、もっと上の人たちが、“こいつは上がってくるぞ、覚悟しとかないとな。契約書の対戦相手にあいつの名前が載ってしまったら長い夜になりそうだ”と思ってくれるはずだ」


女子ストロー級マッチ 5分3ラウンド
●リビーニャ・ソウザ vs. アマンダ・レモス○
1ラウンド(3分39秒)TKO


アマンダ・レモス

「今回の試合はトレーニングした通りになったわ。何が待ち受けているかは分かっていたし、彼女はきっとグラップリングで来るだろうってね。彼女のトレーニングを追いかけてみて、ムエタイにかなり力を入れているのが分かった。向こうは少し私とやり合いたかったんだろうと思うけど、グラップリングに戻っていったし、それでも私はずっと自分の試合を戦えたからそれがうまくいったんだと思う。私の強みが彼女の弱点。自分の戦略を忘れずに、それが勝ちにつながった。もっとアクティブでいたいし、私にはそれがふさわしいと思う。1年に一度戦って、今日はオクタゴンで自分の力を見せられたと思うし、いい試合ができるってことも見せられたはず。もっとチャンスがほしいし、自分の取り組みや進化を見せていきたい。5月か6月、ミシェル・ウォーターソンやアンジェラ・ヒルのようなトップ10のファイターとやりたい。彼女たちは私よりランキングが上だから、そういう試合がしたい」


ライト級マッチ 5分3ラウンド
○ウロシュ・メディチ vs. アーロン・クルーズ●
1ラウンド(1分40秒)TKO


ウロシュ・メディチ

「あっちはかなり力強くきたね。そういうつもりだったのか分からないけど、いつもはスロースタート気味だったはず。強めにきたから、こっちは少し下がって、どういうつもりなのかを見るためにスペースを作ることにした。向こうはずっと腕を下げていたし、俺の動きがいい感じに進んでいたから、こんな感じかなって。前のインタビューで、向こうが打撃で攻めてくるんじゃないかと言ったんだけど、あっちは俺のパワーとスピードを実感して、もしかしたらテイクダウンを狙ってくるかもしれないから、俺はそこを狙ってフィニッシュしてやるつもりだった。まさにそうなっただろ。こうなるって分かっていたからさ。やばいノックアウトがかなり出ているし、年間最優秀ノックアウトのボーナスをもらっている。結構たくさんあるから、俺は自分のパフォーマンスにとても満足している。今の勢いをキープしたいけど、一番クレイジーなデビューではないな。手始めにはいい。1年を始めるには良かった。昨年はかなり大変な1年だったから、本当にうれしい。とてもハッピーだ。胸がいっぱいになるくらいね。(地元のセルビアは)真夜中だから、きっとみんな酔っ払って覚えてないんだろうな。前回で分かっているからね。ここから数日は祝ってくれるんだろう。セルビアではそうやるものだから。お祝いが重要なのさ。人生を祝い、すべてを祝う。だからきっとみんながいい時間を過ごしてくれるだろう。俺もそうさ。友達がたくさん来てくれているから、今日と明日は彼らと楽しむよ。ワクワクしている。コンテンダーシリーズで契約をもらえたときは本当にうれしくて。待ち焦がれていた大きなステップだったからね。チャンスをもらったから、それを生かして最大化する。それをコンテンダーシリーズでやった。いろいろあって今よりも早めにパフォーマンスできなくなったけど、俺たちはここにいる。後ろは振り返らないし、ああすればよかったとか、こうすべきだったとか、そういう後悔はしない。俺は自分のいる場所に満足しているし、ここからだと思っている。この組織はスバラシイ。今はとてもいい時間が過ごせている。弁護士と一緒にいくつか整理しないといけないことがあるから、イミグレーション(滞在資格)関連のことを進めて、キングスMMAでのトレーニングを再開する。それだけさ。アラスカにいって、できれば今年はセルビアにも行きたいと思っている」


バンタム級マッチ 5分3ラウンド
●マリオ・バティスタ vs. トレビン・ジョーンズ○
2ラウンド(0分47秒)TKO


トレビン・ジョーンズ

「相手の映像を見ていると、ワンツーを放った後に首をすくめることが多かった。かなり足を動かしていくのも分かっていたから、まずは足を攻めていって、向こうが素早く動けない距離に呼び込んだら俺のパワーで仕留めるつもりだった。頭をかなり引っ込めがちなのは分かっていたから、両方のアッパーカットを対策したんだ。俺の右手はかなり良い。ストレートを放った後、向こうが俺の右側に出てくるだろうと思い、いずれアッパーカットを効かせられると思っていた。デイナ・ホワイトよ、俺にファイトボーナスをくれよ。おばあちゃんに家を買ってやりたいんだ。それができれば俺は幸せだ。毎回、試合に出るたびにいい試合ができているし、ばあちゃんが幸せなら俺は常に集中できる。だから、デイナ、俺にパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを与えてほしい。いろんなやつが試合が終わってすぐに次の試合を要求していると思うけど、誰かが俺を指名するなら、受けて立つ。自分が27歳とか26歳の頃、ここにいたいと思っていたし、負けるまではここに来られるように完璧な戦績を誇っていた。調子に乗っていてまだまだだったんだろうな。今振り返ってみれば、“違うぞトレビン、まだオマエはここにふさわしいタイミングにいない”と分かる。今は30歳になって、集中もできているし、30歳でここにいられることほど自分にとって良いタイミングはなかったんじゃないかと思う。もう前みたいなお祭り騒ぎはしないし、集中もできる。パーティーがあっても、誕生日だろうと結婚式だろうと、必死になれる。もうそういうことに一生懸命にならない。若い頃とは違うから、今以上に良いタイミングはなかったと思っている。トレビン・ジョーンズここにあり、だ」


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