UFC 259:クルーズがケニーを下して5年ぶりの勝利

UFC PPV コメント 試合結果
UFC 259:ドミニク・クルーズ vs. ケイシー・ケニー【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2021年3月6日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)】
UFC 259:ドミニク・クルーズ vs. ケイシー・ケニー【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2021年3月6日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)】
日本時間3月7日(日)、アメリカ・ネバダ州ラスベガスのUFC APEXを舞台にUFC 259が開催され、プレリムのトリを飾ったドミニク・クルーズとケイシー・ケニーの一戦はフルラウンドの末、クルーズがスプリット判定ながら2016年以来となる勝ち星を手に入れた。

【プレリム】
バンタム級マッチ 5分3ラウンド
○ドミニク・クルーズ vs. ケイシー・ケニー●
判定2-1(28-29、29-28、30-27)


ドミニク・クルーズ

「地元が大好きだし、アリゾナのトゥーソンは俺の心だ。サンディエゴ生まれのトゥーソン育ちだから、サンディエゴ出身とは言うけどね。キャリアの初期にサポートも応援も受けられなかったからトゥーソンから引っ越した。ケイシー・ケニーを応援してサポートしているのかどうか知らないし、彼らがどうしているのか分からない。乗り気にさせているんだろうな。あいつは凶暴だし、俺は今、トゥーソンをサポートするためにいる。家族のみんなが住んでいるところだ。母も父も・・・家族の全員だ。いつも実家に帰っている。トゥーソンのみんな、愛しているよ。サンディエゴのみんな、応援してくれてありがとう。ここにいられてうれしいし、トゥーソン出身のやつをたたきのめせて良かった。スプリット判定は何度も何度もあった。自分が勝ったというのは分かっていたけど、スプリット判定だと自分が勝てるかどうか分からないし、特に最近は年齢もあるから、自分の持っている力をすべて出すしかない。願って祈る。特に第3ラウンドは接戦だったと思うから、もしかしたら1-1だったかもしれないし、あれが勝負の決め手だった。そうやって、頭でも心でも言い聞かせた。ずっと、5ラウンドを自分のペースで戦ってきていたから、3ラウンドの試合に変わって、それがちょっと違っていたからおもしろかったけど、単に、3ラウンドのチャンピオンシップラウンドだと思ってメンタルを切り替えた。人がどう思うかは分からない。いずれにしても俺を批評する方法を見つけてくるだろうし、何もしないくせに無駄話はたっぷりだ。それが彼らの仕事だからな。欠点を見つけて、俺のことを良く言うつもりなんてないんだろう。何を言われても構わない。俺はこれからもそういう人たちのことだって良いように言う。それが俺の仕事だからだ。何も見返りは求めていない」


バンタム級マッチ 5分3ラウンド
●ソン・ヤドン vs. カイラー・フィリップス○
判定3-0(28-29、28-29、28)


カイラー・フィリップス

「今回の試合はかなり印象的だった。自分自身にはそれほど感銘を受けたわけじゃないけど、今回のチャンスに感謝しているし、これだけ燃える試合ができたことはうれしい。こういう試合はあまり多くなかったからね。いつもは右のキックを当てられたら、相手がダウンするのに、今回はまだ立っていたから、グラついてはいたけど、“これぞホンモノの戦いだ”と思った。それで目が冷めたし、非現実的な経験のように感じていた。自分のベストショットを放ったのに、“なんてこった、マジかよ”ってね。これでUFCのトップ15に入るだろうから、ここが俺のいる場所。それほど簡単じゃない。自分の中の何かが目覚める感じ。彼だってそうだろう。向こうもパワーショットを打ってきたけど、それで俺がどうこうならなかったからね。ファイターとして自分たちの力を見せつけるためには、俺たち2人ともこういう試合が必要だったし、違うスタイルの知識があることを示せたと思う。俺はすでに王者だし、常にそうであってきたけど、みんなだってそう。誰もが王者だ。生きている限り、みんながチャンピオン。そうだろ。何人か戦いたいやつがいる。何人か戦いたくてたまらない人がいるけど、今は特定の人を挙げるつもりはない。どうなるかはそのうち分かるさ。今は家族と時間を過ごしたいしね」


フライ級マッチ 5分3ラウンド
●ジョセフ・ベナビデス vs. アスカル・アスカロフ○
判定3-0(27-30、26-30、27-30)


アスカル・アスカロフ

「ジョセフ・ベナビデスはこのスポーツの真のレジェンドであり、この勝利は俺にとって大きな意味がある。彼と対戦できて光栄だった。試合ではまだいくつかのミスがあり、もっと努力しなければならない。俺は自分のゲームを改良していて、タイトルを取る準備はできていると思う。これはデイナ・ホワイトに送りたいメッセージだ。デイナ、俺がUFCで戦ったすべての選手がトップ1、トップ2、トップ3になっているから・・・どのトップランクの選手とも戦って、俺は彼らを打ち負かした。俺はここにいる。タイトルを取る準備はできている。誰が持っているかは関係ない。俺はタイトルをかけて戦いたい」


フライ級マッチ 5分3ラウンド
●ホジェリオ・ボントリン vs. カイ・カラ・フランス○
1ラウンド(4分55秒)TKO


カイ・カラ・フランス

「最高の気分だよ。俺にとって7試合ぶりのフィニッシュだからね。随分と時間がかかってしまったけど、ついにKOで勝つことができた。やっと俺のスキルをファンに披露することができたと思っている。今までもKOで勝ったことは何度もあったし、今回も一発さえ決めることができればKOできるとよく分かっていた。試合を引き受けてくれた相手に感謝したい。そして俺を支えてくれたチームにこの勝利を捧げたいと思う。チームメイトのイズラエル・アデサニヤが歴史を塗り替えるのを期待しているよ。試合自体は自分の思った通りに進めることができた。追い込まれた際にいかにパニックしないかを心がけながら、呼吸を乱さないように意識していた。相手が疲れているのは目に見えて分かった、呼吸も荒かったしね。そこからは自分のパンチ力を信じて前進しただけだ。前戦で負けていたこともあって、今回は勝つことだけを考えながら試合に挑んだ。負けを受け止めるが俺はうまくないみたいだ。この試合に至るまでに、もちろん恐怖とかもあった。その恐怖を気合いに変えて、最高のパフォーマンスをすることだけを考えた。キャンプの途中で息子が生まれてもトレーニングに集中し、自分のすべきことに集中した結果が今日見えたと思っている」

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