UFC 262:ライト級新王者は・・・オリベイラ! 1RのピンチをしのいでチャンドラーをKO

UFC PPV コメント 試合結果
UFC 262:チャールズ・オリベイラ vs. マイケル・チャンドラー【アメリカ・テキサス州ヒューストン/2021年5月15日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC))】
UFC 262:チャールズ・オリベイラ vs. マイケル・チャンドラー【アメリカ・テキサス州ヒューストン/2021年5月15日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC))】
日本時間5月16日(日)、アメリカ・テキサス州ヒューストンのトヨタ・センターを舞台にUFC 262が開催され、メインイベントでチャールズ・オリベイラとマイケル・チャンドラーがライト級王座をかけて対戦した。

第1ラウンドはチャンドラーが早くから攻撃を組み立てて試合をリードし、ラウンド中盤には強打でオリベイラをダウンさせてパウンドを浴びせていったが、必死の防御で応戦したオリベイラが逃げ切る。インターバルで若干の休息と落ち着きを得たオリベイラは第2ラウンド開始直後に強烈な一撃でチャンドラーをノックダウンし、追い打ちをかけたところにレフェリーが止めに入って万事休す。

ハビブ・ヌルマゴメドフの引退によって返上されたライト級王座はオリベイラの手に渡り、新チャンピオンが誕生した。

【メインイベント】
ライト級タイトルマッチ
○チャールズ・オリベイラ vs. マイケル・チャンドラー●
2ラウンド(0分19秒)TKO


チャールズ・オリベイラ

「今は頭の中がめちゃくちゃで、いろんな感情が渦巻いている。ここまで本当にたくさんのことがあって、やっとここに来られた・・・。飢えに直面したことは一度もなく、父は俺たちに必ず食事をさせてくれていたけど、それでもやりたいことはたくさんあったし、できないこともたくさんあった。母と父はいつも自分のこと、兄弟のことを信じてくれていた。がんばれと言ってくれた。いろんなことを経験して今があるし、振り返ってみれば、自分たちが乗り越えてきたすべてのことを思い出す。モンスターみたいな人たちと一緒にここまでやってきた。9連勝して、毎回、ノックアウトかサブミッションで決めていて、やっとここまできたね。神様の思し召しに感謝するしかない。本当にありがたく思っている。モチベーションはいろいろある。別の車もほしいし、チャンピオンにもなりたいし、記録も更新したい。UFCに来た時、たくさんの人が俺をヤバイやつだと言ってくれたし、世界一になりたくて、新記録の樹立もしたかった。今は一番のフィニッシャーになれたし、ファイトボーナス獲得では2位だ。ライト級王者になって、今日は歴史に名を刻んだ。このベルトを巻いたブラジル人としてはたぶん自分が2人目だと思うんだけど、ここから歴史を作っていく。家を出る前に、娘から頼まれたんだ。ベルトを持って帰ってきてねって。娘と約束したし、たくさんの人たちと約束したから、それを守る。自分を信じてくれたみんなに感謝したい。これから家に戻って、トレーニングを続けていく。大変だった。楽になるはずなんてない。トニー・ファーガソンとの試合についてたくさん話してきた。トップ5と対戦するチャンスがほしいと言ったら、5日前のオファーがあった。俺が彼に何をしたかはみんなが知っている通りだし、彼はモンスターで、世界中の尊敬を集めるにふさわしい人。今週、話す機会があって、彼のことを心から尊敬していると思った。そして今回はマイケル・チャンドラーというまたもう1人のタフな相手だったから、大変だったし、簡単なんてもんじゃない。ギロチンを仕掛けられたし、うまくアジャストされてしまったけど、“気を失いそうだけど、タップはしない”と言ったんだ。そうしたら放してくれた。相手の背中を取って、少しホールドしたかったけど、相手にペースがあったし、かなりプッシュしてきた。それでも、こっちはまだ立っていられた。ラウンド間に腰を下ろしたとき、コーチから、息をしろ、続けていけ、落ち着いて行くんだ、と言われた。戻ったときには自分の腕がヘビーだったし、相手に当たれば、彼もきっとそれを感じるはずだと思った。勝利は俺たちのものだと思っていたし、あきらめるつもりなんてまったくなかった。神様は自分に対応できること以上のものは与えてくれない。難しいことだとは思っていた。父からは“神様はおまえをライオンの巣窟に放り込むだろうけど、信じろ。必ずやり遂げるんだ”と言われていた。それをやり遂げたんだ。自分がすべきことは感謝の気持ちを伝えること。神にも、家族にも、チーム、ブラジル、それから世界中に感謝しないとね。この1週間、みんなが俺の健闘を祈り、祝福し、会いたがってくれた。俺を信じてくれたすべてのみんなへ、ついにやったぜ。自分が主役になる日はきっとくると信じていた。これまでの自分の時代だと思ったことはあるけど、でもまだタイミングが違って、あれは神の時代だった。それを学んだときに、神様が示してくれたんだ。あきらめるなんて一度も考えたことがない。ずっと信じていた。チャンピオンになるためにUFCに来たし、いずれ自分の時代が来ると。それが今だ」

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