UFCファイトナイト・ラスベガス28:ティブラがハリスを1Rでノックアウト

UFCファイトナイト コメント 試合結果
UFCファイトナイト・ラスベガス28:ウォルト・ハリス vs. マルチン・ティブラ【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2021年6月5日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)】
UFCファイトナイト・ラスベガス28:ウォルト・ハリス vs. マルチン・ティブラ【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2021年6月5日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)】
日本時間6月6日(日)、アメリカ・ネバダ州ラスベガスのUFC APEXを舞台にUFCファイトナイト・ラスベガス28が開催され、セミメインイベントとして行われたウォルト・ハリスとマルチン・ティブラのヘビー級マッチは、開始直後にハリスが猛攻を仕掛けるも、スキをついて反撃に打って出たティブラが強打でダウンさせ、パウンドの嵐を浴びせてノックアウト勝利を遂げた。

なお、メインカードの初戦に予定されていたトム・ブリーズとアントニオ・アロヨのミドル級マッチは、ブリーズが医学的判断から試合出場に適した健康状態にないとして中止されている。そのため、プレリムのトリを飾る予定だったモンタナ・デ・ラ・ロサ対アリアネ・リプスキ戦がメインカードに移動した。

【セミメインイベント】
ヘビー級マッチ 5分3ラウンド
●ウォルト・ハリス vs. マルチン・ティブラ○
1ラウンド(4分06秒)TKO


マルチン・ティブラ

「秘けつがあるのかと聞かれるけどない。ジムでいくらかアジャストした。メンタルにも取り組んだし、呼吸のエクササイズもやった。それらすべてがまとまったんだ。他の人たちよりも必死にやっている。それが報われた。だからこそ俺はここにいる。乱闘だったな。みんなが気に入ってくれていると思うし、この後にはいい試合をやれそうだ。トップ5のファイターとメインイベントをやりたい。すべてを見せられたわけじゃない。相手がすべてをぶつけてきたのだとすれば、もうこれ以上はなかっただろう。フィニッシュできると思っていた。いろいろと変化を加え始めたとき、世界のトップファイターと戦うための自信を築き始めた。今は調子がいいと感じている。俺は忍耐強いし、もっとスキルを磨かないといけないとも思っているけど、いずれ到達する」


ミドル級マッチ 5分3ラウンド
○ロマン・ドリーゼ vs. ラウレアノ・スタロポリ●
判定3-0(30-27、30-27、30-27)


ロマン・ドリーゼ

「相手が優れたストライカーなのは分かっていた。顔には当てられたくなかったんだ。家族がベガスに来てくれていて、顔にケガを負いたくなかったからね。スマートに戦おうとした。相手に何ができるかも何を持っているかも分かっていた。俺にしてみれば、すべてはゲームプラン。勝ててうれしいけど、もっと打撃でショーを見せられたらよかった。次こそな」


ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
○サンチアゴ・ポンジニッビオ vs. ミゲル・バエザ●
判定3-0(29-28、29-28、29-28)


サンチアゴ・ポンジニッビオ

「すごくいい気分だ。26カ月ぶりに戻ってきて、キャリア最大の敗北を喫したところからの復帰だ。打ち勝てると思っていた。15分でやられるわけがない。ラッキーパンチだったけどね。すごくタフだった。今日はいろんな感情を持って戦わないといけなかった。第1ラウンドは俺らしさを見つけるため。ちょっとスローだった。第2ラウンドと第3ラウンドは力強くいけた。あれが本当のサンチアゴ・ポンジニッビオだ。ミゲルはとてもタフ。もしかしたらビッグネームではないかもしれないけれど、UFCが俺に与えてくれたチャレンジだ。世界で一番のファイターたちだって倒せると思っている。俺はファイターであり、試合がしたいと言ってきた。今回の相手が、誰も戦いたがらないヤツだと。だから、俺にやらせてくれと言った。俺なら打ち負かす。次はトップ10の誰かとやりたい。世界に、彼がとてもタフなヤツだってことを示せたと思う。ランキングは気にしていない。彼はとてもタフなヤツ。俺の存在を世界に示せたし、俺が戻ってきたことも見せられた。ベルトを取る覚悟はできている。あと数回の勝利があれば、ランキングに戻れるはずだ。ランカーを倒してきたし、沈めてもきた。いろいろあったことはみんなも知っているはず。これで復活だ。誰であろうと打ち勝てるパワーを持っている。またすぐに戦いたい。できれば今年中に2回やれればいいね。ビセンテ・ルーケとなら最高の試合になりそうだ。それか、スティーブン・トンプソンとギルバート・バーンズの負けた方かな」


ミドル級マッチ 5分3ラウンド
●ドゥスコ・トドロビッチ vs. グレゴリー・ホドリゲス○
判定3-0(28-29、27-30、27-30)


グレゴリー・ホドリゲス

「夢がかなったよ。長い旅路だったし、ここに来られたことはとても大きい。というのも、両親がこの夢をかなえるためにすべてを与えてくれたから。自分のために必死にがんばってくれる人がたくさんいて、妻は特にそう。サンフォードMMAのみんなにありがとうと伝えたい。彼らのおかげでオクタゴンでもいい感じでいられたし、この素晴らしい勝利も手に入れられた。ドゥスコはタフなファイターだ。彼と戦えてうれしい。いい試合だったな。UFCで3ラウンドを戦えて本当に満足しているし、デビューを果たせて最高の気分だ。ドゥスコはいいアゴを持ったタフなファイター。ハードヒッターだし、俺のカウンターも受けていた。最高の試合だったと思う。ボクシングな試合がしたかったけど、こういう試合も覚悟していた。勝ったんだからね。それが一番大事だ。100%、今回の試合に集中してきた。UFCが何をオファーしてくれるのかとか、そういうのは気にしていなかった。この経験を得るためにここにいるんだし、成長するために基盤を築きたい。UFCのミドル級はタフなファイターがたくさんいる。時間をかけて、成長していきたい」


女子フライ級マッチ 5分3ラウンド
○モンタナ・デ・ラ・ロサ vs. アリアネ・リプスキ●
2ラウンド(4分27秒)TKO


モンタナ・デ・ラ・ロサ

「最初のエルボーを打っていったときに彼女の目が見えた。その目を見たら、もうダメみたいだった。同じところに戻らないといけなかったけど、テイクダウンを強いていたわけじゃない。アントニーナと戦った彼女の試合を見たから、グラウンドでは彼女を圧倒できると思っていたけど、テイクダウンに固執していたわけじゃない。何発かパンチを打っていったら、プレッシャーをかけるタイプのファイターだからだろうけど、前に出てこようとしていたし、テイクダウンが狙える感じだったの。今はもっと完全になってきている気がするし、自信もついてきている。試合に臨むときはいつも怖い。誰でもそうだと思うけどね。でも、プッシュし続けないといけない。またフィニッシュできてうれしい。UFCの最初の3試合はフィニッシュしたけど、その後はずっと3ラウンドを戦ってきたから、それはいい気持ちじゃなかったわ」
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