UFC Strikeが始動へ、NFTアイテムの購入やトレードが可能に

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UFC 269:オクタゴン【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2021年12月11日(Photo by Chris Unger/Zuffa LLC)】
UFC 269:オクタゴン【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2021年12月11日(Photo by Chris Unger/Zuffa LLC)】
2021年、『NBA Top Shot(NBAトップショット)』がスポーツ界の話題となった。2022年、カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバーの『Dapper Labs(ダッパーラボ)』がオクタゴンにやってくる。スポーツ界のNFT事業をリードするダッパーラボ社が総合格闘技(MMA)のリーダーであるUFCと提携し、『UFC Strike(UFCストライク)』を開始する。UFC StrikeはUFCで最も傑出した瞬間を切り取ったライセンス付きのNFT動画を所有し、トレードできる新しいプラットフォームだ。

「ダッパーラボはこの分野におけるイノベーターであり、数年前には存在していなかった業界を創出しました」とUFCグローバルコンシューマー製品担当上級副社長であるトレイシー・ブレジンスキーは語っている。

「UFCがダッパーラボを最初のNFTパートナーに選んだ理由は、こういった製品の可能性についての彼らのビジョンにあります。ファンのUFC体験を豊かなものにすべく、素晴らしいデジタルコレクションをついに提供できることに、私たちはワクワクしています」

今週末に開催されるUFC 270の後、太平洋標準時1月23日(日)11時【日本時間24日(日)4時】から、格闘技ファンは新たなレベルのスポーツコレクションを初めて体験することになる。

UFC Strikeは10万パックのコンテンツからスタート。フルパックの価格は50ドルで、それぞれにこれまでオクタゴンで繰り広げられてきたバトルから3つの印象的な瞬間が収められている。シリアルがつけられた他に類を見ないハイライト映像は、近年の試合から最高のノックアウトやサブミッション、見事なバトルを切り取っている。購入者はそれを保持し、集め、トレードできる。UFC StrikeのNFTが独特なのはオーディオも含まれることであり、解説者であるジョン・アニクやダニエル・コーミエ、ジョー・ローガンの声が入っている。

ダッパーラボのパートナーシップ責任者であるケイティー・テッドマンは「デッパー・ラボは無数のファンに素晴らしいユーザー体験を届けるべく、新たなアプリとプラットフォームを築くことでWeb3への動きを加速してきました。6億2,500万人を超えるグローバルなファンベースを擁し、世界でも最も急速に成長するスポーツの一つであるUFCと提携することは、分散化による恩恵の経験にさらなるものをもたらす一方、筋金入りのUFCファンに、自分たちにとって重要な瞬間を集め、所有するという有意義な経験を届けます」とコメントした。

完全にオープンな形で行われる最初のローンチでは、35種のユニークなNFTである“UFC Moment(UFCモーメント)”が販売される。そのうち10種は“Champion Tier(チャンピオン・ティアー)”に属し、それぞれ75点しか存在しない。Champion Tierに収められているのはフランシス・ガヌーやブランドン・モレノ、カマル・ウスマン、ローズ・ナマユナスらだ。過去の例を参考にするとすれば、NBA Top Shotは世界トップの DPAA(分散型アプリケーション)であり、1,000万件以上の市場取引が行われている。NFLも間もなくデッパー・ラボと提携して『NFL ALL DAY(NFLオール・デイ)』プログラムを開始する予定だが、今週末はUFCがこれまで以上にファンをアクションに近づける試みで、そのキャッチフレーズのごとく“栄光を手に入れよう(Own the Glory)”。

さらなる情報はUFC Strike(リンク先は英語のみ)まで。
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