ラストマッチに挑んだシーリー、パントーハに一本負け

UFCファイトナイト コメント 試合結果
UFCファイトナイト・グラスゴー:アレクサンドル・パントーハ vs. ニール・シーリー【スコットランド・グラスゴー/2017年7月16日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFCファイトナイト・グラスゴー:アレクサンドル・パントーハ vs. ニール・シーリー【スコットランド・グラスゴー/2017年7月16日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
日本時間7月17日(月)、スコットランドのThe SSE HydroでUFCファイトナイト・グラスゴーが開催され、アレクサンドル・パントーハ対ニール・シーリーのフライ級マッチが行われた。

この試合で引退を表明しているシーリーが花道に登場すると会場からは大歓声が上がる。対戦相手のパントーハはブラジル出身の将来を有望視される若きファイターだ。序盤はパントーハがストライキングの能力をいかんなく発揮し、ベテランのシーリーに臆することなく攻めていくと、距離を取ろうとしたシーリーが足を滑らせる場面も。第2ラウンドではシーリーがケージ際に追い込まれながらもそのタフネスさを発揮し、スタンディングに戻すと次々に打撃を見舞っていった。しかしながら、第3ラウンドでパントーハにテイクダウンを奪われたシーリーは背後を取られ、最後はリアネイキドチョークを決められてタップ。オクタゴンでのラストファイトは黒星となったが、観客からは惜しみない拍手が送られた。

フライ級マッチ 5分3ラウンド
○アレクサンドル・パントーハ vs. ニール・シーリー●
3ラウンド(2分31秒)サブミッション

アレクサンドル・パントーハ

「なんだか酔っ払ったみたいな気分だ。アドレナリンのせいかな。今回は自分にとってかなりハードな試合だったから本当に良い気分だ。相手はレジェンド。これまで数々の強い相手と戦ってきた選手だ。ベテランだからね。彼が挑む試合はすべてが死闘になる。このスタイルは気に入っている。オクタゴンには戦うために上がっているし、勝つためだけじゃなくポイントを取るためだけでもない。今日はニールがそういう試合にしてくれた。今はもうトップ5かトップ10の選手とやれると思う。自分にとっては本当に良い前進になった」

ニール・シーリー

「すべてが始まった頃のことを思い返すと、あの時にスタートできてよかったと思うし、あの形でスタートできてよかったと思っている。当時を振り返ると、誰もチャンスをくれなかった。誰ひとりとして自分にはチャンスを与えてくれなかった。だから、このレベルまで上がれたのは・・・コーチたちがいつも信じてくれて、それから、自分を信じられるようにしてくれたから。誰もチャンスをくれなかった時に彼らはチャンスを与えてくれた。本当に最高の旅路だった。でも、今、それを終えられてうれしい。今、このスポーツにいるアスリートは本当にすごくて、自分にとっては今がそのタイミングなんだと思う。これからも戦い続けるけれど、それがオクタゴンの中じゃないというだけ。ファンの一人ひとりに心からの感謝を伝えたい。皆、最高だった。これまで進んできたすべてのステップに寄り添ってくれた。お礼を言っても言い足りないよ」
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