ホワイト会長がシドニーを舞台とするUFC 293のメインイベントを発表

UFC PPV 対戦カード
UFC 287:アレックス・ペレイラ vs. イズラエル・アデサニヤ【アメリカ・フロリダ州マイアミ/2023年4月8日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFC 287:アレックス・ペレイラ vs. イズラエル・アデサニヤ【アメリカ・フロリダ州マイアミ/2023年4月8日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFC会長のデイナ・ホワイトが来月にオーストラリア・シドニーを舞台とするUFC 293で行われる3試合を発表した。

メインイベントでは“ザ・ラスト・スタイルベンダー”ことイズラエル・アデサニヤが、ショーン・ストリックランドを相手に新たに獲得したミドル級タイトル防衛に臨む。アデサニヤはUFC 287で、キャリアで最高クラスのノックアウトを決めてアレックス・ペレイラを退けており、次はストリックランドか、南アフリカのコンテンダーであるドリカス・デュ・プレシとの戦いが見込まれていた。

強気なストリックランドは先月にアブス・マゴメドフを相手に第2ラウンドでテクニカルノックアウトを決めている。ラスベガスを拠点とするストリックランドは2020年にミドル級に戻ってから2回しか負けておらず、ジャック・ハーマソンやユライア・ホール、ナッソーディン・イマボフを倒しつつ、いつでも、どんな試合でも受けるとの評判を築いてきた。

今回の試合はオーストラリアで2回目のアデサニヤのタイトル戦になる。前回はメルボルンで行われたUFC 243だった。2019年10月に、アデサニヤはロバート・ウィテカーとの試合でミドル級タイトル統一を果たしている。

ホワイト会長は「私がイズラエルを好きなのは、彼にはいつでも世界最高の選手に立ち向かう準備ができているところだ」と語り、次のように続けた。

「ストリックランドは本当に凶暴で、誰に対しても引くことがない。素晴らしい試合になるだろう」

セミメインイベントではヘビー級のスラッガーでありオーストラリアのニューサウスウェールズを代表する選手であるタイ・トゥイバサがアレクサンダー・ボルコフと対戦する。トゥイバサがUFCで上げた8勝の内、7勝はノックアウトによるものであり、過去4試合でファイトボーナスに選ばれている。トゥイバサは2017年に前回シドニーで行われたイベントでUFCデビューを果たしており、その際はラシャド・コールターをフライングニーでノックアウトしていた。対するボルコフはジャルジーニョ・ホーゼンストライクとアレクサンドル・ロマノフを連続して第1ラウンドTKOで仕留めている。

また、元暫定フライ級タイトル挑戦者であるカイ・カラ・フランスが、再度のタイトル獲得に向けて始動すべく、マネル・ケイプと対戦。ダイナミックなファイターであるケイプはフライ級の真の脅威として自らを知らしめようとしている。
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