ウスマン対チマエフがUFC 294のセミメインイベントに

UFC 294の対戦カードが変化を続けている。現地時間11日（水）、UFC会長のデイナ・ホワイトがソーシャルメディアを通じて、セミメインイベントの大幅な変更を発表した。

UFC 294のメインイベントでは、負傷したチャールズ・オリベイラに代わってフェザー級王者のアレキサンダー・ボルカノフスキーがイスラム・マカチェフ戦に臨むことが前日の火曜日に明かされた件に触れ、ホワイト会長は「今週は何が起こっているか、ご存知の通りだ。昨日はまさに、期待高まるアブダビでのマカチェフとボルカノフスキーの再戦というビッグファイトを発表した」と述べている

「セミメインイベントについてはお待たせした。コスタが負傷したが、われわれはこれをまとめた。ウェルター級世界4位のハムザト・チマエフがミドル級に階級を上げ、ウェルター級世界1位のカマル・ウスマンと対戦する」

UFCの歴史の中でも最も支配的なウェルター級王者の1人だったウスマンは、UFCキャリアで初めての敗北を現王者のレオン・エドワーズから2回連続で喫し、王座を降りている。タイトルに向けてもう一度走り出そうとしているウスマンの挑戦は、試合のわずか9日前に承諾したチマエフとのバトルで幕を開ける。

2020年にUFCのロースターに加わって以来、その試合は必見だと評価されてきたチマエフ。プロ12戦で敗北したことがなく、勝利の多くを最初の2ラウンドでつかみとってきたダイナミックなスタイルは、対戦相手に難題をつきつけるだろう。

ホワイト会長は興奮をにじませながら「1位と4位、ミドル級でウスマン対チマエフだ。アブダビで会おう！」と締めくくった。

UFC 294：マカチェフ vs. ボルカノフスキーは日本時間10月21日（土）に幕が開け、22日（日）早朝にかけて試合が行われる予定だ。