オリベイラがUFC 294欠場、ボルカノフスキーがマカチェフとのライト級タイトルマッチに挑む

UFC PPV 対戦カード
UFC 284:イスラム・マカチェフ vs. アレキサンダー・ボルカノフスキー【オーストラリア・パース/2023年2月12日(Photo by Chris Unger/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFC 284:イスラム・マカチェフ vs. アレキサンダー・ボルカノフスキー【オーストラリア・パース/2023年2月12日(Photo by Chris Unger/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFC会長のデイナ・ホワイトがアブダビで実施されるUFC 294のメインイベントの対戦カード変更を発表した。チャールズ・オリベイラがイスラム・マカチェフとのリマッチへの欠場を余儀なくされたため、フェザー級チャンピオンのアレキサンダー・ボルカノフスキーがライト級王者のマカチェフに挑む。マカチェフとボルカノフスキーによるメインイベントは、2月にオーストラリア・パースを舞台としたUFC 284で繰り広げられた壮大なバトルの再戦にあたる。このバトルではマカチェフが“ザ・グレート“ことボルカノフスキーにユナニマス判定勝ちを収めている。

前回にマカチェフとボルカノフスキーが戦った際は、一進一退の熱戦となった。2019年10月以来のオーストラリア上陸となったこのイベントでは、ファンたちが地元の英雄であるボルカノフスキーに大声援を送っていた。マカチェフはタイトル防衛に成功したものの、一部の人々はボルカノフスキーがこの夜にダブルチャンピオンになるのにふさわしい働きをしたと考えている。試合を終えた2人の王者たちが冗談を交わした際、ボルカノフスキーは再戦を望んでおり、アブダビでマカチェフと戦いたいとすら話していた。

それから数カ月後、ボルカノフスキーはフェザー級に戻り、インターナショナルファイトウイークを締めくくるUFC 290でフェザー級暫定王者のヤイール・ロドリゲスに対してベルトを防衛。一方のマカチェフにとっては、ボルカノフスキー戦以来の試合となる。2年連続でアブダビで行われるペイ・パー・ビューイベントに臨むにあたり、マカチェフもまた、アブダビで実施されたUFC 280で、オリベイラとのライト級タイトルマッチを第2ラウンドで締めくくり、メンターにして親友のハビブ・ヌルマゴメドフがかつて君臨していた王座に就いたときのパフォーマンスを繰り返したいと望んでいることだろう。

その傍ら、オリベイラの落胆は当然ながら大きい。“ドゥ・ブロンクス”ことオリベイラは、マカチェフとの最初の試合ではあまりにも激しく打ち込み過ぎてパフォーマンスが低下したと主張しており、特にUFC 274で計量に失敗し、最終的にジャスティン・ゲイジーをノックアウトしながらもタイトルを逃したことが影響していたと話していた。

UFC 289でベニール・ダリウシュをなぎ倒し、ダリウシュの連勝を8で止めたことを考えても、オリベイラが王座陥落を喫してなお、ライト級トップに君臨しており、王座奪還を目指すだけの力を持っていると言える。

アブダビの勝者が次にオリベイラと対戦することが想定されるが、ボルカノフスキーが2本目のベルトを獲得した場合は少し複雑だ。トリロジーの道に進むか、ボルカノフスキー対オリベイラ戦となるか、はたまた、ジャスティン・ゲイジーがタイトル戦線に加わる可能性もある。ゲイジーはUFC 291でダスティン・ポワリエに見事なKO勝利を果たしてBMFタイトルを手にしており、多くの人々が次はタイトル挑戦だと考えている。

UFC 294:マカチェフ vs. ボルカノフスキーは日本時間10月21日(土)に幕が開け、22日(日)早朝にかけて試合が行われる予定だ。
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