日本時間7月23日(日)、アメリカ・ニューヨーク州ロングアイランドにあるNYCB LIVE:ホーム・オブ・ナッソー・ベテランズ・メモリアル・コロシアムにてUFCファイトナイト・ロングアイランドが開催され、オープニングマッチとしてライト級のフランキー・ペレスとクリス・ウェードの一戦が行われた。
試合序盤からウェードがペレスをケージ際に押し込み、テイクダウンを取って相手の攻撃を封じる時間が長く続いた。互いにローを打ち合って始まった第2ラウンドも足技とパンチのコンビネーションが交差した後、ウェードがテイクダウンを成功させてマウントポジションを取る。パワーで押し込むウェードだが、ペレスの巧みな防御にあってフィニッシュには持ち込めない。最終ラウンドは若干疲れの見えるウェードにペレスが仕掛けるも、ウェードが再びマウントポジションを取ってグラウンドゲームに持ち込んだ。打撃数はウェードの18回に対してペレスが44回と上回っているが、試合の大半はウェードが主導権を握り、フルラウンドを戦った末にユナニマス判定でウェードに軍配が上がった。
ライト級マッチ 5分3ラウンド
●フランキー・ペレス vs. クリス・ウェード○
判定3-0(28-29、28-29、27-30)
クリス・ウェード
「地元で勝てたことはもちろんだけど、これまでも自分といろいろあったフランキーみたいなタフな相手と戦って最初の試合を勝利で飾れたことが本当にうれしい。お互いにいろいろ言い合ってきたから、初戦であいつが勝てないってことを証明できたのがとっても気持ちいいね。フィニッシュしたかったし、もっとチャンスがあると思っていたんだけどね。フランキーはガードがかなりうまい。あいつの試合を見てみれば分かるけど、相手にトップを取らせて打ち込まれることがほとんどないんだ。自分のチャンスがくるなら試合の終盤まで待たなきゃいけないことは分かっていた。最後にチョークをかなりきつく決められたけど、フィニッシュまでいけなかった。ニック・レンツとやりたい。次はあいつが相手だ」