ニューカマー | 2023年UFC.COMアワード

UFC
UFCファイトナイト・ナッシュビル:ディエゴ・ロペス vs. ギャビン・タッカー【アメリカ・テネシー州ナッシュビル/2023年8月5日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFCファイトナイト・ナッシュビル:ディエゴ・ロペス vs. ギャビン・タッカー【アメリカ・テネシー州ナッシュビル/2023年8月5日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC via Getty Images)】
2023年にオクタゴンで活躍したトップルーキーたちと言えば誰だろう? 『UFC.com』のスタッフたちが、非公式に選んだのはこんなメンバーだ。

1. ディエゴ・ロペス

プロ26戦を数えるブラジルのディエゴ・ロペスは、誰も来たがらないような無人地帯に足を踏み入れた。確かに、彼はまだ30歳の誕生日を迎えていなかった。とは言え、デイナ・ホワイトのコンテンダーシリーズでは敗北を喫し、大舞台につながるはずのトップレベルの団体で連勝を決めてもいない。そんなロペスの元に、ある連絡が届く。5月に、無敗のモフサル・エフロエフとショートノーティスで戦わないかとの打診だ。その試合に、ロペスは負けた。しかし、その活躍は印象深く、このバトルはファイト・オブ・ザ・ナイトに選ばれている。その後、ロペスはギャビン・タッカーとパット・サバティーニを、いずれも2分かからずに下しており、今やUFCで今年1番のニューカマーであるのはもちろん、2024年の躍進が約束されている選手でもある。

2. ボー・ニッカル

ほとんどのファイターにとって、2022年にボー・ニッカルに寄せられたような巨大な期待に応えるのは、あまりにも大変な仕事だろう。だが、ニッカルはそんなことにわずらわされなかった。デイナ・ホワイトのコンテンダーシリーズで2勝した翌年、2023年にオクタゴンに足を踏み入れたニッカルは、ジェイミー・ピケット、バル・ウッドバーンらを倒して、チャンピオンシップ争いの可能性もある有望株という位置づけを確実なものにした。2024年はニッカルにとっておもしろい年になるだろう。

3. イクラム・アリスケロフ

イクラム・アリスケロフのUFC登場は、その戦績によって予めUFCファンに伝わっていてもおかしくはなかった。しかし、オクタゴン経験者であるデニス・トゥルーリンやナーション・バレルに勝利し、コンテンダーシリーズで1本勝ちを決めていたものの、5月のデビュー戦でフィル・ハウズをノックアウトしたときにも、それほど多くの注目を集めたわけではない。だが、10月にワーレイ・アウベスを相手にフィニッシュを決め、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトに選ばれたとき、ついに2024年のミドル級ではこの31歳のフィニッシャーに注目すべきことが明らかになっている。

4. エルブス・ブレナー

人々のレーダーにはひっかからない選手としてUFC入りしたブラジルのエルブス・ブレナーだが、2月にベテランのズバイラ・ツフゴフにスプリット勝ちを収めて実力を示し、グラム・クタテラーゼやカイナン・クルシェウスキーを仕留めている。そんなブレナーは、今やライト級であらゆるレーダーに捕捉されるファイターだ。

5. スティーブ・エルセグ

オーストラリアのスティーブ・エルセグがオクタゴンに立つまで、しばらくの時間がかかった。しかし、待つだけの価値はあった。“アストロボーイ”ことエルセグはデビッド・ドボジャークとアレッサンドロ・コスタを倒してフライ級のランク内に浮上しており、トップ10も間近の位置で2024年を迎えようとしている。

6. ルアナ・サントス

2023年に3勝0敗をマークしたブラジルのルアナ・サントスは、LFAでこの1年をスタートしたものの、UFCでジュリアナ・ミラーやステファニー・エッガーに勝利して同じ年を締めくくっている。

7. ナジム・サディコフ

“ブラック・ウルフ”ことナジム・サディコフは2022年にUFCとの契約を勝ち取り、今年は3試合に出場するという忙しい年を送った。エヴェン・エルダーにドクターストップで勝利した試合ではファイト・オブ・ザ・ナイトに選ばれ、テランス・マッキニー戦では逆転の1本勝ち。ヴィチェスラフ・ボルシェフとの激闘は引き分けに終わった。

8. ボンフィム兄弟

2022年にデイナ・ホワイトのコンテンダーシリーズに出場していた兄イスマエル・ボンフィムは、UFC1年目を1勝1敗で締めくくっている。イスマエルはテランス・マッキニーを倒した後、ブノワ・サン・デニには黒星をつけられた。弟ガブリエルは3試合に登場し、ムニール・ラズィーズとトレヴィン・ジャイルズを退けたものの、2023年のラストバトルではニコラス・ダルビーに敗れた。

9. ジェカ・サラギ

ROAD TO UFCのライト級決勝戦でアンシュル・ジュブリに敗れたものの、インドネシアのジェカ・サラギは11月に再びオクタゴンからの招へいを受け、フェザー級マッチでそのチャンスを十分に活かした。ルーカス・アレクサンダーをノックアウトしたサラギは、この試合でパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトに選ばれている。

10. 中村倫也

フリースタイルレスラーとして活躍した日本の中村倫也が“最有力選手”の仲間入りをしてからしばらくが経つ。風間敏臣をノックアウトしてパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトに輝いた一戦では、わずか33秒でROAD TO UFCバンタム級のトップに君臨した。さらに、ファーニー・ガルシアとの試合では判定勝ちを収め、パーフェクトな戦績を8勝0敗に伸ばしている。
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