日本時間7月23日(日)、アメリカ・ニューヨーク州ロングアイランドにあるNYCB LIVE:ホーム・オブ・ナッソー・ベテランズ・メモリアル・コロシアムにてUFCファイトナイト・ロングアイランドが開催され、プレリムの初戦でヘビー級のダミアン・グラボウスキーとチェイス・シャーマンが対戦した。
互いの様子を見合いながら始まった試合は序盤こそ手数が少なかったものの、徐々にシャーマンのエンジンがかかり、手足を使ったコンビネーションでグラボウスキーを追い込んでいく。ラウンド終盤に右のローキックを食らったグラボウスキーはダメージを受けながらも必死に抵抗して次のラウンドへとつないだ。
少し体力を消耗した様子のグラボウスキーの一方で、まだ余力があるシャーマンは足を狙った戦略で攻めつつ、相手のパンチを難なくつぶしていった。第3ラウンドにはシャーマンがラストスパートをかけ、グラボウスキーもテイクダウンを仕掛けて反撃に出ようとしたが、疲れから動きが鈍く攻撃を見切られてしまう。
結局、シャーマンが優位に立ったまま試合終了のホーンが鳴り、ユナニマス判定でシャーマンがグラボウスキーを下した。
ヘビー級マッチ 5分3ラウンド
●ダミアン・グラボウスキー vs. チェイス・シャーマン○
判定3-0(27-30、27-30、26-30)
チェイス・シャーマン
「並に乗っていい感じのところに来ていると思うし、これまでよりも自信を持てるようになっている。ようやく、ここまできたって感じかな。自分を信じるってことはかなり強力なツールだと思う。マイク・ウィンケルジョンと取り組めているのも自分にとってかなり大きな要素だ。俺はミシシッピ出身で、ジャクソン・ウインク(ジム)に入り、皆と一緒にがんばってきたことで自信をつけられた。ジムの標高が高いこともそうだし、世界一のファイターたちと練習してきたおかげで心臓も強くなった。ずっとコーナー(セコンド)にアラン(ベルチャー)がついてくれていて、彼はベテランで、他の人たちが知っている以上のことを忘れていたりするけど、いつも彼がいてくれてよかったと思う。いい出だしになったと思っている。最初の2試合はきつかったけど、今は3連勝を狙っているから、その後はトップ15の相手とやって自分がどこにつけられるか見てみたい」
シャーマンがグラボウスキーに判定勝ち
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