鶴屋と原口の挑戦、ROAD TO UFCシーズン2決勝が近づく

ROAD TO UFC
ROAD TO UFC:オクタゴン【アラブ首長国連邦・アブダビ/2022年10月23日(Photo by Chris Unger/Zuffa LLC)】
ROAD TO UFC:オクタゴン【アラブ首長国連邦・アブダビ/2022年10月23日(Photo by Chris Unger/Zuffa LLC)】
昨年5月、旅の終わりに待つUFCとの契約を目指して、32人の総合格闘家たちがROAD TO UFC(ロード・トゥUFC)という道を歩み始めた。ここまで残った選ばれし者たちが、日本時間2月4日(日)に行われるシーズン2決勝戦に向けた準備を整えている。

ROAD TO UFCはMMAにおけるトッププロスペクトたちが参加する、革新的な“勝ち抜き戦”方式のトーナメント。中国、インド、インドネシア、日本、韓国、フィリピン、タイのアスリートたちがその中でしのぎを削っている。

第1回戦が昨年5月、中国・上海のUFCパフォーマンス・インスティテュートで行われたのに続き、8月にUFCファイトナイト・シンガポール:ホロウェイ vs. コリアンゾンビで準決勝が実施された。

決勝戦はUFCファイトナイト・ラスベガス85:ドリーゼ vs. イマボフのメインカード終了後に『UFC Fight Pass(UFCファイト・パス)』で配信される予定だ。

最初に行われる試合はフライ級の鶴屋怜(日本)とジー・ニウシュイエ(中国)の一戦。鶴屋はロナル・シアハーン(インドネシア)とマーク・クリマコ(フィリピン)を倒して決勝戦にコマを進めており、21歳の若さで8勝0敗の戦績を持つ。一方のジー・ニウシュイエはシンガポールで前回のファイナリストであるチェ・ソングク(韓国)をユナニマス判定で下し、決勝の枠を確保した。

決勝戦第2試合に登場するのはいずれも中国のフェザー級ファイターであるカイウェンとイー・ジャー。カイウェンはルー・カイ(中国)と神田コウヤ(日本)に黒星をつけ、12勝5敗で決勝の舞台へ。対するイー・ジャーは昨年に、初めてのシーズンを迎えたROAD TO UFCの決勝に進んだファイターだ。前回はファイナルでリー・ジョンヨンに敗れており、今回こそ契約を勝ち取ることを狙っている。

トリを飾るのは原口伸(日本)とロン・チュー(中国)によるライト級マッチ。ロン・チューは2021年と2022年にUFCアスリートとして過ごした経験があり、今回のバトルによってオクタゴンに戻るセカンドチャンスを得ようとしている。シンガポールではキム・サンウク(韓国)を退けた。25歳の原口の戦績は7勝0敗、ノーコンテスト1回。ロン・チューに勝てば、初のUFCとの契約を手にすることになる。

今シーズンのROAD TO UFCから複数のスターが出ることは間違いない。最初のシーズンがそうだったからだ。中村倫也、ジェカ・サラギ、パク・ヒョンソンといったアスリートが、すでにオクタゴンに大きな波を起こしている。また、ROAD TO UFCシーズン2の決勝が行われるのと同じ日に、シーズン1出身のリー・ジョンヨンもブレイク・ビルダーと拳を合わせている。

Facebook X LINE

オクタゴンガール
オフィシャルショップ
FANTASY