序盤はカミンズのテイクダウンをつぶし、倒れたところにパウンドを放つなど有効打を多く見舞ったヴィランテが優勢を保つ。カミンズはヴィランテとの接触時に頭を負傷して流血しており、やや劣勢の状況に直面しながらも果敢にテイクダウンを狙っていった。
続くラウンドでリズムをつかんだカミンズは疲れの見え始めたヴィランテの攻撃をうまくかわしながら前に出る。出血が止まらないカミンズだが、目の前のヴィランテを倒すことだけに焦点をあわせ、ジャブを打ち込みながらスキを狙っては力強いパンチを当てていった。
ヴィランテは最終ラウンドでやや息を吹き返し、カミンズの攻撃をガードで防ぐとテイクダウンも一蹴。カミンズが負傷を抱える右側を中心に攻撃をまとめていったヴィランテだが、気迫を見せるカミンズを前に少しずつ後ずさり始める。残り2分を切って右を数発当てたカミンズがヴィランテをケージに押し込み、膝蹴りを食らわせるが、レフェリーは2人を離してラスト30秒に突入。最後はパンチの応酬で締めくくり、ジャッジの判定は2-1でカミンズの勝利を支持している。
ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド
○パトリック・カミンズ vs. ジアン・ヴィランテ●
判定2-1(29-28、28-29、29-28)
(パトリック・カミンズが病院に搬送されたため、コメントなし)
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— UFC (@ufc) 2017年7月23日