日本時間7月30日(日)、アメリカ・カリフォルニア州アナハイムにあるホンダ・センターでUFC 214が開催され、プレリムの最後をリカルド・ラマス対ジェイソン・ナイトのフェザー級マッチが飾った。
早々にナイトをテイクダウンしたラマスはマウントポジションを取るも、ナイトが左足を使ってラマスの首をとらえ、三角絞めを狙った。ケージ際の攻防はいったん身体が離れたが、ナイトはマットに背中をつけたままの状態が続く。ラマスが上から襲いかかったところをナイトが足をつかんで引きずり倒したが、最終的にはラマスが解いてスタンディングに持ち込み、ナイトに強烈なジャブ、アッパーカットなどコンビネーションで仕留めにかかった。
何発も強力なパンチを食らったにもかかわらず、凄まじいタフネスさを見せてなんとか耐えたナイトは意識を朦朧(もうろう)とさせながら必死に踏ん張ったが、ラマスに倒され、鉄槌を食らわされて万事休す。レフェリーが止めに入り、ラマスのTKO勝利となった。
フェザー級マッチ 5分3ラウンド
○リカルド・ラマス vs. ジェイソン・ナイト●
1ラウンド(4分34秒)TKO
リカルド・ラマス
「相手がすぐに倒れなかったことは別に驚いていない。ハートが強いのは知っていたし、前の試合も見ている。相手にどれだけ打ち込まれようと前に出続けるのは分かっていた。だから、押し続けたし、相手の目にもうヤツはいなかったけど、やり続けるしかなかったんだ。どの試合も同じようにアプローチしている。試合に感情は持ち込まない。自分にとってはすべてビジネスだ。俺はアスリートであって、パフォーマンスを見せるために試合に臨んでいるから、そのためにクリアなマインドを持っていないといけない。子供と離れて、本当に長くハードなキャンプだった。完全に嫌になってしまったほどね。だから、この後はネーパービルに開くUFCジムのことに専念するつもりだ。それが落ち着いたらすぐに試合のことを考えるよ」
ラマスの猛攻にナイトが屈す
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