日本時間9月3日(日)、オランダのアホイ・ロッテルダムでUFCファイトナイト・ロッテルダムが開催され、メインカードの初戦でウェルター級のレオン・エドワーズとブライアン・バーバリーナが対戦した。
バーバリーナと距離を取りながらもハイキックを確実に決めていくエドワーズは第1ラウンド中盤から速い攻撃で組み立て、相手のケリをとらえてテイクダウンを取ると背後にまわってチョークに打って出る。リアネイキドチョークがかかったかに見えたものの、バーバリーナがうまくアゴを入れて生きながらえた。
第2ラウンドはバーバリーナが持ち直してジャブや膝蹴りを見舞い、エドワーズがケージに押し込んでいったところ、首をつかんだバーバリーナがエルボーを打ち込んで反撃に出る。さらに左の一撃でエドワーズからダウンを奪ったバーバリーナはマウントポジションからパウンドを連打し、フィニッシュ間近までいったが、エドワーズがうまく防御して逃げ切っている。
最終ラウンドにはエドワーズが巻き返し、打撃とグラップリングで組み立てながらバーバリーナを追い込んだ。再びグラウンドゲームで背後からチョークを仕掛けたものの、ここでもバーバリーナがうまく逃げて決めさせない。フルラウンドの末、ユナニマス判定でエドワーズがバーバリーナを下している。
ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
○レオン・エドワーズ vs. ブライアン・バーバリーナ●
判定3-0(29-28、29-28、29-28)
レオン・エドワーズ
「ブライアンはタフなヤツだから、あまり突っ込み過ぎたくなかった。2ラウンド目はあっという間のノックダウンだったけど、そんなに問題じゃなかった。自分でしっかり組み立てていけば良かっただけ。第3ラウンドにチョークをかけにいったけど、アゴを入れられてしまって決めきれなかった。どでかいヒゲに救われたね。ヒゲのおかげさ! 今はUFCが応援してくれている気がするし、かなりプッシュされているきがするから、このまま上り続けて次はトップ15の選手とやりたい。イギリスの若い奴らが皆あがってきているから、国内のMMA人気がかなり高まっているんだ。だから、その一員として活躍できてうれしい。トップ15の相手じゃなければ試合はしない。トップ10でもいい。これで4連勝。まだ26歳だからこれからも成長し続ける。カウボーイとやれたらいいな。倒せる気がする。もう賞味期限切れでしょ。俺はまだまだここからだから、カウボーイとならおもしろい試合になるんじゃないか」
ブライアン・バーバリーナ
「今回の試合では十分な力を出せなかった。序盤に速い動きができていない。第1ラウンドはそれほど打ち込まれなかったけどテイクダウンを取られた。第2ラウンドは自分が勝ったと思っているし、ノックダウンも奪っている。第3ラウンドは同等かなと思ったけど、ダウンを取られたし、長く抑えられた。相手が俺をフィニッシュできるとは思っていなかったし、チョークを仕掛けてこられたけど、危なかった場面は一度もない。全然フィニッシュには程遠かった。立って打撃で勝負したかったんだけどね。相手はイギリスで一番のストライカーと言われる一人だから。でも、どうやら今日の彼のプランは違ったようだ。スタンディングは嫌がられた。もしかしたら、相手がパワーを恐れていたのかもしれない。でも良いゲームプランがあったんだと思う。試合をやれば常に改善できるところはあるし、得るものもある。相手は違うスタイルでダウンを取ってきたし、足をロックしてきたりもした。何度か逃げられはしたけど、3回目に少しプレッシャーをかけられた。その部分は取り組んでいかないといけないと思っている。自分の技に加えられるかもしれないしね」
エドワーズがバーバリーナに判定勝ち
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