序盤からプレッシャーをかけていくフィゲイレードに対し、ケージ際に押し込まれながらも相手の身体を持ち上げてテイクダウンを取ったブルックスはマウントポジションから攻撃したが、フィゲイレードも足を使って防御する。第2ラウンドに入ると、巻き返しを図るフィゲイレードがペースをつかみ始めたものの、再びブルックスがテイクダウンに成功。それでも、下からギロチンチョークを仕掛けていったフィゲイレードが力を込めたものの、マウントポジションのブルックスがやや有利に運んで難を逃れている。
最終ラウンドも始まってすぐにブルックスがテイクダウンを取るが、またもフィゲイレードが下からチョークを極めにいく。ただ、これもフィニッシュには至らない。ブルックスは自分より長身のフィゲイレードを何度も持ち上げてはスープレックスに持ち込むが、その度にフィゲイレードも関節技を仕掛けて応じた。
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15分を戦い抜いた2人はどちらも勝利をアピールしたが、勝敗はジャッジに委ねられ、判定は割れたものの、スプリットデシジョンでフィゲイレードに軍配が上がっている。
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フライ級マッチ 5分3ラウンド
○デイブソン・フィゲイレード vs. ジャレッド・ブルックス●
判定2-1（27-30、29-28、29-28）
デイブソン・フィゲイレード
「試合は良かったと思う。人生で初めてかなり打ち込まれたけど、あきらめなかった。何度もフィニッシュしようとしたけどできなかった。相手がタフだったし、レスリングのおかげで首も強かった。仕掛けたギロチンはどれもタイトに入っていたけど、フィニッシュできなかった。もっと違う風にできたかなと思うのは相手のテイクダウンに対するディフェンスだ」
ジャレッド・ブルックス
「頭を取れたかもしれないタイミングでデイブソンが少なくとも4回か5回はフェンスをつかんでいた。ブラジルのサンパウロだから、判定になったらこうなると予想していなきゃいけないけど、でも間違いなく、最初のジャッジが30-27と判定したように自分が勝ったと思っていた。将来、デイブソンと戦いたい。良い対戦相手だと思うし、勘違いしているわけじゃないけど、でもこの試合は自分が勝ったと思う」
