打撃の応酬で幕を開けた第1ラウンドはアスンソンがペースを握ってプレッシャーをかける。中盤頃から相手の右足を狙い始めたアスンソンは足元を崩して攻撃のチャンスにしようと組み立てていった。ロペスにテイクダウンされながらもアスンソンがうまく切り返していく。
第2ラウンドでもアスンソンはフックやジャブを当てながら右足を狙い続けた。ロペスも距離を詰めてパンチを食らわせるが、テイクダウンを退けられ、思うような試合展開に持ち込めない。ロペスがローキックやミドルキックで反撃したものの、アスンソンに蹴り返され、カウンターも数発受けてしまった。
残り1ラウンドとなり、赤く腫れたロペスの右の内ももにキレイに蹴りを入れた後、飛び蹴りを狙いながら相手をケージに押し込んだアスンソンが着地と同時に右の一発をクリーンヒットさせ、ロペスがダウン。アスンソンはパウンドを浴びせようと振りかぶったが、ロペスが失神したのを確認して自ら攻撃の手を止め、アスンソンのノックアウト勝利が決した。
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— UFC Japan (@ufc_jp) November 12, 2017
バンタム級マッチ 5分3ラウンド
ハファエル・アスンソン vs. マシュー・ロペス
3ラウンド(1分50秒)KO
ハファエル・アスンソン
「ちょっと長くかかっちゃったけど、3ラウンド目に決められた。うまくいったと思う。プレッシャーがすごくて。いろいろあったから、今回の試合はかなり緊張していた。バンタム級にはたくさん新顔が集まっている。でもほら、ベテランの俺がこうして活躍して謙虚にしている。タイトル挑戦権をもらえるかどうか見てみよう。俺がバンタム級で負けたのはT.J.ディラショーただ一人。彼に勝ったこともある。3度目の正直といこうぜ。最初の試合は接戦だった。2回目は16カ月ぶりの試合であいつとやったんだ。戦って、向こうが勝った。今はまた彼がチャンピオン。相手のやり方は分かっているし、今度は自分の武器から別のものを生かせると思っている」