日本時間11月19日(日)、オーストラリアのクードス・バンク・アリーナでUFCファイトナイト・シドニーが開催され、女子フライ級マッチとして地元オーストラリア出身のベック・ローリングスとジェシカ・ローズ・クラークが対戦した。
序盤は互いに速いスピードのパンチを繰り出しながら先手を取りにいったが、クラークを倒したローリングスがマウントポジションからパウンドを見舞うも、クラークがこれを返して逆転の体勢に。下になったローリングスも関節技を仕掛け、結局は身体を離してスタンディングに戻した。
第2ラウンドもローリングスにプレッシャーをかけられたクラークだが、懸命に抵抗して徐々にジャブを決め始めると、ややダメージを負った様子のローリングスをテイクダウンし、左腕から首を取って締めていく。逃れようとするローリングスにエルボーも見舞ったものの、フィニッシュに至る前にラウンド終了を告げるホーンが鳴った。
激しい打ち合いで始まった最後のラウンドはローリングスが少し距離を取った位置から飛び込んでジャブをヒットさせ、クラークは足元を狙いながら要所で打ち込んでいく。ローリングスからボディに一発を食らったクラークは組み付いてケージに追い詰めるも、体を入れ替えられてテイクダウンを奪われた。それでも、最後にマウントポジションを取ったクラークがローリングスにパウンドを打ち込んで試合終了。
スプリット判定でクラークがローリングスに競り勝った。
女子フライ級マッチ 5分3ラウンド
●ベック・ローリングス vs. ジェシカ・ローズ・クラーク○
判定2-1(28-29、28-29、29-28)
ジェシカ・ローズ・クラーク
「今回の試合に勝てると思っていたけど、UFC初勝利に今でも興奮している。ジムに戻るのが楽しみでしょうがないし、次まで待ちきれない。まだ正式な女子フライ級ランキングはないから、私が戦える最強の相手と戦っていきたい」
女子フライ級のオージー対決はクラークに軍配
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