王座奪還を目指すヴェウドゥムがティブラに勝利

UFCファイトナイト コメント 試合結果
UFCファイトナイト・シドニー:ファブリシオ・ヴェウドゥム vs. マルチン・ティブラ【オーストラリア・シドニー/2017年11月19日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFCファイトナイト・シドニー:ファブリシオ・ヴェウドゥム vs. マルチン・ティブラ【オーストラリア・シドニー/2017年11月19日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
日本時間11月19日(日)、オーストラリアのクードス・バンク・アリーナでUFCファイトナイト・シドニーが開催され、メインイベントでヘビー級ランキング2位につけるファブリシオ・ヴェウドゥムと同8位のマルチン・ティブラが対戦した。

距離を詰めてくるヴェウドゥムに対し、足元を狙いつつワンツーやジャブを放っていったティブラ。左の一発をティブラに当てたヴェウドゥムはクリンチから膝蹴りを見舞ったが、クリーンヒットとはいかず。ボディを狙ってくるティブラの顔面に打ち込んだヴェウドゥムは組み付いてケージに押し付けたものの、次の攻撃を仕掛けられなかった。

打撃と有効打数で勝るヴェウドゥムは高い位置を狙っていきながら、ボディにもキックを入れていく。ティブラのミドルキックを顔面で受けたヴェウドゥムは一瞬ふらついたが持ち直した。ラウンド終盤にはヴェウドゥムが連打でチャージをかけたが、ティブラが堪えて次のラウンドへとつなげている。

両者とも疲れが見え始める中、クリンチから膝蹴りに移ろうとしたヴェウドゥムの足を捕らえたティブラがテイクダウンを仕掛けるも、ヴェウドゥムが素早く対応して退けた。ヴェウドゥムは膝を警戒するティブラが一瞬、自分から目を離したところを見逃さず、“あっ!”と宙を指差してまた別の方向を見させようとする余裕の行動に。ペースをつかんだ様子のヴェウドゥムがプレッシャーをかける形で次の5分間に突入した。

4ラウンド目を迎え、ヴェウドゥムがティブラをケージ際まで押し込むシーンはあったものの、スタンディングの打ち合いが続き、ティブラは警戒していたはずのクリンチからの膝蹴りを食らってしまい、直後にテイクダウンも決められている。ブラジリアン柔術の匠ヴェウドゥムが関節技を仕掛けにいったが、ティブラがうまく脱出。終了間際にはティブラがヴェウドゥムへのテイクダウンを成功させた。

勝負の最終ラウンド、ティブラの左ハイキックがクリーンヒットして思わずふらついたヴェウドゥムはその後、もう一発を食らったものの、前のめりになりながらティブラに組み付いて難を逃れる。ダメージを受けて消耗の激しいヴェウドゥムに追い打ちをかけたいティブラだが、残り1分を切ってヴェウドゥムの猛攻を浴び、最後は互いに全力を尽くして打ち合った。

5ラウンドを戦い抜いた試合の結果は3名のジャッジ全員がヴェウドゥムの勝利を支持している。

ヘビー級マッチ 5分5ラウンド
○ファブリシオ・ヴェウドゥム vs. マルチン・ティブラ●
判定3-0(50-45、50-49、49-46)

ファブリシオ・ヴェウドゥム


「シドニーはすごかった。オーストラリアが大好きだ。マルチン・ティブラを祝したい。彼は素晴らしいファイターだし、きっと長いキャリアを歩んでいくだろう。自分の方がちょっとだけ年上だけど、退く前にもう一度、ベルトがほしい。うちの壁には2つのチャンピオンシップ(ベルト)があるから、もうひとつ加えたいんだ」
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