著名なキャンプからやってきた若手の前評判が、オクタゴンで覆されるのはよくあることだ。しかし、難解なファミリーネームを避けてファーストネームでしか呼ばれないこの男が秋にデビューした際には、決してそんなことは起こらなかった。
ヒカルド・アルメイダ、マーク・ヘンリー、Iron Armyのクルーから太鼓判を押されたザビット・マゴメドシャリポフには、周囲から高い期待が寄せられていた。12勝1敗をマークし、8連勝を飾って著名なチームメイトらからの賞賛を受けていたマゴメドシャリポフは、9月にロッテルダムにてデイナ・ホワイトのチューズデーナイト・コンテンダーシリーズ出身のマイク・サンチアゴに挑み、第2ラウンドで同選手からサブミッション勝ちをもぎとっている。
フェザー級の中では大柄で、サブミッションと素早い打撃の能力を兼ね備えたマゴメドシャリポフは、すでに同階級の頂点に向けて歩み始めており、上海の一戦が全て思惑通りに終われば来年にはトップ選手の一人になっているだろう。
【注目株】UFCファイトナイト上海:ザビット・マゴメドシャリポフ
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